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中山裏読み

関東
9R10R
11R

関西
6R8R9R10R
11R12R

WIN5

 

中山11R馬単BOX6、7、3、10

3連単フォーメーション6、7、3→6、7、3、10、9→

6、7、3、10、9 (36点)

3連複フォーメーション6、7−6、7、3−

3、10、9、12、15 (13点)

強さとモロさ同居のダイワファルコンは、このムラっ気を特性として割り切るべきだろう。4走前に連勝で未来の重賞勝ちを確信しても、その後の波ある戦績にこれ以上の成長が危うくなってきた。3走前は太めがすべてだが、前走はいいわけの利かぬ仕上げで取りこぼし。絶好の位置取りから直線坂上で苦しがってもがき始めれば、単に馬場だけが敗因ではない。オープン入り後の3走前からブリンカー着用という精神面の不安定さが象徴的で、トリッキーな中山芝千六となると再びポカの不安は増す。

ベルシャザールの千六挑戦は好感が持てる。前々走は0秒4差とはいえ、完全に勢いを失った失速入線で数字以上の完敗。前走は明らかに距離長いスタミナ切れで惨敗すれば、ローテーションの見直しは当然ということ。ある程度流れて底力を求められた5走前のスプリングSを物差しにすれば、古馬相手でも十分に太刀打ちできることがわかる。オルフェーヴルに0秒1差、グランプリボスに先着。重賞ホルダーがスランプ中の低調メンバーなら休み明けでも軽視できない。

ガルボは気楽に乗れないとポカの連続。3走前は前残りの流れを積極策で粘り込み。前々走は同日1000万より遅いラップを絶好位から難なく抜け出した展開の利。手ごたえ十分でも直線入口の消極策で位置取り悪化の前走こそが、鞍上のプレッシャー負けの象徴的なレースだろう。スローにもハイペースにもなりそうな相手関係で鞍上のペース判断は重要。加えてトップハンデで中山芝(0102)なら怖さはない。

タガノエルシコは年齢以上の若さがある。7歳にしてキャリア24戦。1000万勝ちの直後で挑戦したGU日経新春杯3着など、順調ならば軽く重賞級のエリート馬だった。1年以上のブランクから復帰初戦こそ6着だったが、その後はすべて掲示板確保の安定感。条件戦からいきなり重賞挑戦でも格下感はない。

千二でもハナ切った際だけに良績集中のテイエムオオタカが、前走のようなはっきり距離長い千六で小細工は利かない。とにかくスタートに集中して自分のスタイルを貫くことだけが唯一の残り目という単調な逃げ馬。内枠のツクバが突っ張れば共倒れ、簡単にハナを譲って単騎逃げなら、今週からBコース替わりの利点を最大限活かし切れる。

オセアニアボスはここ6戦で3度の最速上がりの破壊力でも、直線うまく捌けず脚を余すレースの連続。牝馬らしいモロさを前走で露呈したアプリコットフィズも狙いづらくなった。徹底した控える競馬を試していたリーチザクラウンだが、前走の大暴走で今までの苦労が水の泡。再び極度の掛かり癖が出ることは自然な流れ。ほぼ前々有利の流れだけを経験してきたサトノタイガーは、クラスの壁に当たることは簡単に予測できる。トップハンデ馬と5キロ以上軽いスピードリッパーの大駆けを期待したい。まだ1勝馬でもGU、GVでそれぞれ2着の実績。オークス0秒5差なら、ひと叩きと距離短縮の条件好転で狙い頃。