8、1→8、1、6、10、4→ 8、1、6、10、4 (24点) 冬から春に移行した重賞で絶好調のGT馬は斤量的に厳しく、宝塚記念に直結するのは厳しいGV。今後は断念安田記念レースの意味合いが強くなりそう。いずれにしても上がり馬にとって組みやすいメンバーになる。4歳馬ショウナンマイティは理想的な条件。阪神芝(2202)で3戦連続の最速上がりが成長力そのものならば、主役として扱える。とにかく前走の末脚は強烈だった。重賞としては超スローを直線だけで大外一気。最後流して完勝は中山記念圧勝の2着フェデラリスト、3、4着にGT馬というメンバーからも勝ち時計以上のレースレベルの高さが伝わってくる。常にポカの危険がある不器用さはGVなら不問。 トゥザグローリーの前走は道悪とコース適性の低さでもがいていたと納得すべきか、衰えと割り切るべきか。確かに数字以上の馬体減りに映った平凡な気配だったが、トリッキーな中山に苦手意識があることも確かだろう。それでもGTでははっきりと壁ができた超良血馬で、すでに成長力は横ばいか、ゆっくり下降気味。得意の阪神、恵まれた57キロならGU3勝馬の意地だが、これだけ落差のある競馬が続くと昇り目をイメージしにくい。 アーネストリーもここが崖っぷち。年齢的に後がなく、凡走=衰えと直結する立場は変わりない。阪神芝(3021)。二千二百でレコード勝ちの実績あるコースで負ければ、今後の活躍は期待できない。超スローの追い比べで着差以上に見せ場のなかった前走から少頭数競馬は微妙か。 伸びそうで伸び切れなかった前走からナカヤマナイトは阪神コースに課題を残す。ひと息入ったことで引っ掛かった折り合い難や道悪を割り引いても、手ごたえのなかった内容。展開に左右されるワイド要員。 スマートギアの前走はまさかの消極策だった。前任騎手と同じ乗り方では掲示板が遠のくのも当然の結果。スタート直後から行く気のなかった決め撃ちの乗り方が人気のプレッシャーと陣営の読み違いなら、いぜん見限ることはできない。失うもののない人気となって再び好位差しに固執することを期待したい。
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