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中山裏読み
関東
9R10R
11R12R

中山11R馬複14-3、8、4、15、2、13

3連単フォーメーション14→3、8、4、15、2、13→

3、8、4、15、2、13、16 (36点)

3連複フォーメーション14-3、8、4-

3、8、4、15、2、13、16、11 (18点)

カレンチャンは理想的なローテーションでスプリントGⅠ3連勝がみえてきた。前走はデビュー以来の最高体重。数字ほど太くはなかったが、それでも余裕残しに変わりなく、残り50での失速は勝ち馬と順調さの違いだろう。前半は少し掛かり気味で全馬の目標になる厳しい流れ。前走の1、2着馬が斤量増に対してほぼ取りこぼしのない55キロの斤量なら女王復権は間違いない。通算(7113)はすべて掲示板。5度の敗戦はすべて休み明けならば、ひと叩き4勝のステップでますます自信度が増してくる。好走パターンは常に安定して時計勝負にも強い。
エピセアロームはうれしい誤算だ。短距離の強さはすでに現役トップクラス。前々走は後方から大外ブン回す荒っぽい乗り方で上がりレースラップがすべて11秒台でも届いて最速上がり。前走は残り100でようやく前が開いてゴール直後に交わすような豪脚。今までになかった姿は数字的にも内容的にもGⅠで胸を張れる。クラシックで掲示板も遠かった馬の大変身は自在に動ける機動力が原動力となって古馬相手の重賞レベルまで達している。生粋のスプリンターは馬群を捌けるかどうか。前走は馬群で脚をためて終い大爆発。大外枠を引いたからといって外々を回れば、さすがにGⅠでは厳しい。
パドトロワの前走はレコード勝ちといっても同日500万に0秒9上回っただけなら割り引いていい。控える競馬では策のなかった頭打ちの馬がハナを切るという積極策が奏功して久しぶりの重賞勝ち。直線の短さや洋芝など数々の条件が噛み合った結果で、とりこぼしの多い中山やはっきり限界が近い時計勝負になってポカを覚悟しなければならない。恵みの雨になるかどうか。降り出しが早ければ早いほど歓迎。パンパンの良馬場で無視、道悪で主役級。
ロードカナロアは前走で完璧な勝ちパターンから競り負けて一気にトーンダウンした。休み明けでも全開になる仕上がり早だけにローテーションの悪さはいいわけにならない。残り100で先頭に立って3歳牝馬に差されたことは56キロのカレンチャンと若干違うところ。慣れない関東遠征と33秒前半が求められる超高速馬場で真価が問われる。いずれにしてももうひと回りの成長がほしい。道悪は未知数。
ダッシャーゴーゴーは人馬ともに正念場。GⅠで何度も降着を食らった前任騎手から乗り替わって1度も重賞勝ちがない事実。4角で圧勝が浮かぶ手ごたえの良さでも以前ほど切れ味のないまま不発に終わっている。年齢的な衰えか、鞍上との呼吸の悪さか。いずれにしても久しぶりの上がり33秒台で確かな上昇度が上積みが見込める前走を叩いていつも以上に力が入る。これまでの道悪はこなす程度。
ドリームバレンチノはコンビ復活で色気が出てくる。抜群の相性の良さで人馬ともに成長を遂げてきた上がり馬。前々走が真骨頂そのものだろう。どちらがリーディングジョッキーかと疑うような鮮やかな騎乗ぶりでロードを完封。枠順的にも仮想スプリンターズSとしていい予行練習になったことは間違いない。前走はスタート直後に出足がつかず、あれだけ置かれればレコード決着に策なしで鞍上との呼吸の悪さと割り切れる敗戦。時計決着に強いが、稍重での戦績は(3101)ですべて4着以上。渋り目の馬場はさらに強さを発揮している。
スプリングサンダーは2戦連続で最速上がりの上昇カーブでも鞍上特有の工夫のない乗り方に固執てば狙えない。差し追い込み馬はどんな流れでも中山、東京になると4角ブン回すという下手な乗り方。他馬よりレベルがひと回り以上勝らないと馬券圏内突入まで大きな壁がある。持ち時計不足がそのまま前走の結果に反映されたマジンプロスパーは雨を待つ混戦要員。外国馬ラッキーナインは昨年がセントウルSをひと叩きしてスプリンターズSのステップ。昨年の5着以上のパフォーマンスを期待するのは酷か。リトルブリッジは追い切りの映像を見る限り、日本の馬場に対応可能な馬体。ラッキーナインを基準にすれば、能力そのものは通用する実績がある。大駆け候補はサンカルロだけ。とにかく手ごたえがあっても外を回るといい脚が一瞬で終わる癖馬。前が詰まること覚悟で直線内を狙わないと、いつまでたっても入着ラインで行ったり来たり。鞍上の覚醒を願う。