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函館裏読み
関東
11R
関西
11R
ローカル
11R

函館11R3連単2軸マルチ5、9→15、6、8、3、12 (30点)

5、15→6、8、3 (18点)

3連複フォーメーション5-6、8、3-

9、15、6、8、3、12、10、14 (18点)

洋芝こそ輝ける舞台。レインボーダリアにベストの条件が揃えば無様な競馬になることはない。とにかく函館、札幌は走る。2場所ですべて4着以上の(4232)が決定的な強調材料。道悪が後押ししたとしても3走前にヴィルシーナ以下を完封したGⅠ馬。GⅠ5戦、GⅡ2戦、GⅢ2戦の経験で、負けても0秒9差以内という安定感なら、決してフロックではないだろう。前々走は久しぶりの牡馬相手にもかかわらず、上位6頭より上がり時計が上回って自己ベスト。休み明け(0014)で掲示板を外したのが2度だけ。福島牝馬S6着(3着に0秒3差)、前々走のマイラーズC7着(0秒3差)なら、むしろリフレッシュ後が狙い目か。ここ4戦で2度の持ち時計更新に体調ピークが示されたGⅠ馬に死角らしい死角はない。前2走は千六のスローで動くに動けなかったが、ホームコースで二千なら好機のマクり。

サトノギャラントはどうにも歯がゆい競馬が続く。徹底した待機策ではどこか勝負弱い。超スローを必要以上に控えた3走前は最速上がりでも届かなかった0秒4差。自己条件に戻って上がりレースラップに10秒台が含まれる極限の瞬発力勝負を残り1ハロンで先頭に立って押し切った横綱相撲の前々走と比較すると、やはり現時点では重賞級との壁を感じてしまう。前々走は4角で先頭から1馬身差の勝ちパターンの位置取り。道中脚を使ったとしても、最速上がりほど切れ味に鋭さを感じられなかったのも取捨に迷いが出ている要因となっている。いずれにしても1度壁に当たるとゆっくりフェードアウトしていく厩舎特有の成長止まりだけは避けたいところ。正念場。

トウケイヘイローはいぜん距離克服に課題が残っている。前走はあくまで展開の利。翌日の500万より5ハロン通過の遅かった超スローならば、向正大マクりの仕掛けが正解で、他馬が走らなすぎたことも事実だろう。イメージの変わりつつあるスピード馬が前走をきっかけにどこまで飛躍できるか。阪神に良績集中の実績から間違いなく洋芝巧者で、自在に立ち回れる器用さを加味すれば小回り二千はギリギリ我慢できる条件。重賞勝ちした過去のレースより確実に前々が厳しくなって真価を問いたい。

エアソミュールは二千二百で2勝でも千八以下ベストが否めない。掲示板を外したのが3度だけで、勝率3割を超す通算(6027)は低く見積もってもGⅡレベルだが、3走前は引っ掛かって折り合い難が敗因。勝った前走でも引っ掛かっていた事実ならば、さらなる距離延長で強気になれないのも当然ということ。神通力のなくなった騎手の配置だったとしても、5走前の二千の金鯱賞で直線入口まで制御不能な折り合いの悪さを露呈している。洋芝適性の高さやデビューから5戦連続コンビを組んだ鞍上に乗り替わりの刺激待ち。

モズコスモラピュタはいずれもハナを切れなかった時点でレース終了の単調な気性。自分のスタイルを崩さずに逃げられるかのスタート勝負になる。モズは北海道に良績集中の洋芝巧者。函館でレインボーダリアに先着実績は大きな強み。コスモは久しぶりの二千、初の函館に刺激を求めたい。

メイショウウズシオはオープン特別と重賞との落差を嫌った。これまでオープン特別は2、5、2、11、3着。着差が0秒2、0秒5、同タイム、1秒7、0秒4に対して古馬重賞で12、8、15、8着はいかにも物足りない。10戦連続の重賞ロードで人気を落としたアスカクリチャンがひと息入れたリフレッシュ効果の期待。前2走で自己ベストに近い時計なら衰えたと見限るのは早計。