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新潟裏読み関東
11R
関西
11R
ローカル
11R

新潟11R3連単1軸マルチ4→5、8、17、13、9、18、6(126点)

3連複1軸BOX5-4、8、17、13、9、18、6、12

順当な決着の望めない2歳重賞で、過去7年の3連単は6万、140万、17万、11万、86万、5万、47万と波乱前提なら、将来性より現時点での完成度がすべてのカギを握っているということか。単純に勝ち時計や勝ちっぷりの良さだけで判断すると痛い目に合いそう。

大物感十分のデビュー戦だったハープスターが崩れる姿が浮かばない。直線入口では今ひとつのハミがかりだったが、終わってみれば最速上がりで圧勝の貫禄勝ち。坂を上がってからの加速力にディープ産駒特有の切れ味がうかがえた。どのみちじっくり直線まで仕掛けを我慢して瞬発力勝負に挑む差し馬。距離延長はむしろレースがしやすくなるか。この馬以外で勝ち上がりの馬不在の前走メンバーだが、早々に流した内容に数字以上の価値を見出せる。母は名牝ベガの仔で母の兄弟にアドマイヤベガアドマイヤボスアドマイヤドン。この馬の全兄ピュウソウルはデビュー2、1着でエリート路線に乗りかけてデビュー3戦目のシンザン記念を境に極度のスランプへ。ポカがあるとすれば、血統譲りの気性難が出た際だけ。

ダウトレスハープ以上に確かな裏付けがある。わずかキャリア1戦での挑戦では心細くなるが、千二のスピード競馬と折り合いも求められる千六を経験したことにより、理想的なステップになった大型馬。とにかくキャリアの多さがそのまま結果に如実に出る2歳戦では、デビュー戦の惜敗が吉と出ることは言うまでもない。勝ち時計は楽に重賞に届くという1分34秒6。10秒台の含まれる上がりレースラップを中団から最速上がりで差し切ったことに凄さが表れている。距離延長で一変して、さらなる上積みも見込める大型馬がさらなるステージへ。

前週の新馬並みの勝ち時計で展開的にも恵まれたマキャヴィティに強調点はないが、着差を考慮すればアポロスターズは悔やまれる内容だった。いくら手ごたえがあったとしてもあきれる乗り方。道中はラチ沿いで脚をためていたにもかかわらず、直線行き場を失うと馬群を割るという素振りもなく、何の迷いもなく最内から大外へ。あれだけロスがあればキャリアのない2歳馬が差し切ることは難しい。それでも0秒1差まで迫ったことに勝ち馬以上の中身の濃さとして割り切るべき。いいタイミングの乗り替わり。

ピークトラムはじっくり間隔を開けないで目先の初勝利ほしさに中1週続き。ぶっち切り勝ちでもない前走のレコード勝ちに驚きもない。母タッチザピークはデビュー2連勝だが、その後2ケタ着順連発の早熟型なら、ますます2歳で燃え尽きる可能性が高まってくる。今後の成長がまったく期待できない押せ押せのローテーションで、前走以上の成長は微妙。千六3戦の経験だけが頼りだが、これ以上の馬体減では状態そのものに疑問が残る。

逃げ馬はほぼ全滅、先行馬さえ過去10年で2、3頭の連絡みがこのレースの特徴。前走でハナを切って変身したモズハツコイアラマサクロフネはひとまず試練。スタートで大出遅れ、直線で何度も手前を替えて真っすぐ走らせるのに苦労したイスラボニータも一変が考えにくい。追い込み馬に良績が偏っているならば、マーブルカテドラルマイネグラティアデスティニーラブウインフェニックスユールドゥーか。