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函館裏読み
関東
10R11R
関西
10R11R12R
ローカル
11R
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函館11R

3連単フォーメーション14、5、11、12⇔14、5⇔

14、5、11、12、13、16、4 (72点)

3連複1軸BOX5-14、11、12、13、16、4

今年の好調ぶりは信じられないが、レッドレイヴンの鞍上は基本ペース音痴。リーディング上位にもかかわらず、極端に少ない特別勝ちに表れているように、少頭数や大逃げなど特異な流れになると理解できない乗り方が随所に出てくる。レッドの前走もまさに典型的な例。少頭数のスローでなぜか先頭からかなり離れる単純な差し競馬は、よほどの瞬発力を兼ね備えてなければ通用しない。必要以上に控えて結局前を捕まえられない展開負けにはまる悪循環は、乗り替わるまで繰り返されるか。いずれにしても厩舎特有の短いピークから下っているのも事実。

マイネルミラノの前走はすべてにおいて恵まれすぎた。少頭数でなぜかスローの単騎。残って当然ラップをすんなりとハナを切ってストレスのかからない立ち回りならば、他馬が走らなすぎただけだったと割り引くしかない。大外枠でも同型不在で自分のスタイルは守れるが、一気の相手強化が否めない。直線の追い比べで左右フラついた前走の悪夢がよみがえる。

デウスウルトは早くも正念場だ。瞬発力勝負に限界を示した前走の切れ負けは着差以上の完敗。完璧な位置取りからの仕掛けだっただけにショックは大きい。あと一歩足りないレースぶりは勝負弱さの他に血統的なスタミナ不足の可能性も含まれてきたか。千八と二千の落差はこのまま広がっていくムード。洋芝で結果が出なければ少なくても二千の重賞勝ちはますます遠ざかる。

エアソミュールは狙いづらくなった。休み明け(302210)の仕上がり早でも、あれだけ掛かれば策がないということ。3走前もいくらか掛かり気味だったが、前走は想定外の折り合い難だった。叩き2戦目(300100)でどれだけ盛り返すかがカギとなる。斤量増や再び微妙になった距離適性など、条件そのものは悪化している。

ヴァーゲンザイルは見限れない。前走は極限の時計や瞬発力を求められるレースで出番はないということ。地味なステップで一歩ずつ這い上がってきた苦労馬は、突然のハイレベルなレースに戸惑ったことが敗因となった。残り6ハロンから2ハロンまで加速するラップ。単純な直線だけの瞬発力勝負のみを経験してきただけに、1年ぶりの重賞3度目という経験の浅さがモロに結果に出た。初の洋芝だが、イメージ的にはしっくりくる。

同じようなステップになったダービーフィズも一過性のポカとして割り切るべき。準オープン上がりでいかにもキャリア不足。それでもヴァーゲン以上のしぶとさ発揮は十分な収穫で、得意な距離に戻して一変も期待できる。まずは馬体重の安定から。