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札幌11R

3連単フォーメーション7、6⇒7、6、1⇒7、6、1、2、10 (12点)

重賞からオープン特別へ格下げも時間の問題となっている重賞の中でも最低レベルのレースならば、GⅠ実績など格は問題でない。洋芝、距離適性と牝馬特有の状態の良さを加味すればレイヌドネージュの躍進があっていい。確かに初勝利まで12戦かかって、今まで重賞未経験。それでも昨年は函館記念勝ちのダービーフィズに先着。前々走はブランネージュに接戦など、随所で素質の片鱗をうかがわせてきた。とりわけ前走は見事なまでの直一気で、さすが函館(101230)の洋芝巧者。牡馬混合の1000万を横綱相撲は牝馬重賞入着ライン前後と同レベルと確信している。

一長一短の相手は取捨に悩む。ブランネージュはいかにも展開の助けが必要なジリっぽさ。前走も13秒台が含まれるという考えられない超スローで、絶対的に前々有利を位置取りの良さだけで振り切れた程度の印象。最近は上がり34秒半ばで壁となって瞬発力に陰り。ハナか、番手に限られた単調な好走パターンが重賞で通用するかは微妙。

フーラブライドの札幌(000003)はデビュー3戦連続の成績で度外視していいが、それでも休み明け(010132)や最近は中距離以上に固執してきたローテーションは少し深刻に考えらなければならない。最速上がりはわずか1度だけの経験で、上がり34秒台以下も2度だけ。瞬発力勝負の合わないジリ脚で、スタートをミスした時点で上位が遠のく。

イリュミナンスのコース替わりにプラスがない。とにかく不器用さがネックで波のある戦績。前走も残り150まで前が詰まって全開に追えない展開のアヤに巻き込まれている。千八(213101)で持ち時計ベストの数字だけでどこまで抵抗できるか。とにかくスタート五分が絶対条件。ミスすれば鞍上は勝負どころであきらめる性格。

レッドリヴェールは休み明けこそが本領発揮の舞台だろう。小柄な牝馬は使った反動か激しく、前走もせっかく戻った馬体を十分間隔がありながら減らしている。内容はどうあれ結果的に無駄なダービー出走が極度のスランプの元凶で、現実に桜花賞2着後は6戦して馬券絡みなしならば、劇的な変化は望めない。

フレイムコードの前走は同日未勝利の千八と5ハロン通過がまったく同じラップというレベルの低さ。3角過ぎからマクり合いになるのも当然で、内々で脚をためることのできたフレイムにとって展開の利そのものだったことが否めない。2度の重賞経験はいずれもフタ桁着順。体調の良さだけが強調点。