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京都裏読み
関東
9R10R
11R12R
関西
6R9R10R11R12R
ローカル
11R
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京都11R

3連単フォーメーション13、2⇒13、2⇔4、5、9、7 (16点)

ブラックスピネルはここまでくると逆にあっぱれだろう。鞍上の甘さだけではなく、裏目裏目に出るレースマネージメントの悪さは厩舎特有として納得するしかないのか。1着馬ハートレー、3着馬バティスティーニはパンクで離脱を除けば、ホープルS1~5着の中でクラシック出走を果たしてないのがこの馬だけ。少頭数で変則な流れだったとはいえ、重賞2勝のスマートオーディン、重賞1勝のレインボーラインを完封した萩Sのインパクトも徐々に薄れていくのも自然な流れということ。いずれにしても前走は大逃げになると体内時計の狂う鞍上らしい負けパターン。中途半端な位置取りと直線坂でモタつき気味になったことが致命傷になっている。超高速馬場と直線平坦、何より頼りになる鞍上で最終切符を手に取りたい。

スマートオーディンは正念場になるレース。徹底した千八照準のローテでも、さらなる距離延長は未知数。現実に前走は3角まで行きっぷりが良すぎて折り合い難一歩手前の自滅寸前だった。同日の3歳500万より5ハロン通過の遅かった超スローなら、当然と言える上がり時計で32秒台が2頭、33秒3以下が5頭も存在する上がり勝負では数字ほどの凄みもない。低調だったアーリントンC5着馬を子供扱いした程度で過剰な人気になれば、むしろ評価を下げるのが妥当だろう。敗因が不可解だった前々走からも、いぜん強さとモロさを抱えているのが現状。単あって連なしタイプ。

サトノダイヤモンドには2戦完敗、ここ3戦はいずれも一瞬だけで終わっている瞬発力など、ロイカバードは切れるイメージが薄れてきた。3走前は突き抜けるまでモタつき気味。前々走はムチ1発だけで抜けて最後流したが微妙なラストのラップ。前走は楽に2着ムードだったが、残り100になって鈍り始めた勢いで決定的となった。距離延びて鋭さに磨きがかかるとは思えず、鋭さ負けが限界の近さを示すディープ産駒特有の負けっぷりと割り切るべき。サトノより二枚落ちのレベルでどこまで通用するか。

直線入口先頭で軽く追っただけで突き抜けたとしても時計は標準。上がりも強調点に乏しければ、エルブシャフトの評価を上げられない。ムチを使わなかったとしても、抜けた上がり時計にもならず、同タイムの最速上がりにも不満が残る。キャリア1戦で重賞勝ち負けを求めるならば、時計平凡でも上がり時計だけはズバ抜けてないと厳しい。時計も上がりも極限勝負が避けらなれないレースではひとまず経験レベル。

仕掛けを我慢して残り300で突き抜けたものの、残り100から早くも失速し始めたアドマイヤビスタの前走は直線の坂か、瞬発力勝負の弱さか。いずれにしても超高速馬場で太刀打ちできるという裏付けがない。いきなり重賞へぶつけてきたが、骨折明けで未知なる距離とコースとなると、単なる適性を見抜くための試走に近いレースか。

まともな鞍上ならばスワーヴアーサー本命でもよかったが、とにかく決め打ちで4角ブン回す鞍上の乗り方は理解できない。前走も結果的に着差以上の完勝になっただけ。レベルの高いレースでは到底通用しない雑な乗り方では、昇級戦や初重賞挑戦になると怖さが一気になくなる。必要以上に外々を回りすぎる大ロスはよく言えば安全策だが、ごく普通に言えば流れを読めないペース音痴が馬群を捌くことのできないという未熟なために外々を回っているということ。極限の数字が求められる馬場とメンバーでは前走のような乗り方では掲示板が限界。ひとまず評価を下げた。