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東京裏読み
関東
9R10R
11R
関西
9R10R
11R
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東京11R穴推奨レース

3連単1軸マルチ12⇒6、16、1、15、18、8、4 (126点)

ルージュバックは走るたびに本質がみえても人気になり続けている不思議。確かに前走よりかなり格下メンバーが揃ったが、それでも化けの皮がはがれた人気先行型にとって試練は続いている。とにかくデビュー3連勝当時の強烈なインパクトはすでに皆無。圧倒的な瞬発力を武器に牡馬相手にデビュー3戦目で重賞ホルダーとなったが、結局は完成度の高さが上回っていただけということ。デビュー戦の上がり32秒8、2戦目の33秒3をピークに得意なはずの瞬発力勝負で取りこぼしの連続に終わっている。オークスではディープ産駒に0秒5も劣る上がり時計。決定的だったのが中山牝馬S。同日未勝利より5ハロン通過が遅い流れで文句なしの位置取り。それでも人気薄のハーツ産駒に0秒2劣った上がり時計が瞬発力の限界を示している。前走も勝ち馬とほぼ同じ位置取りの外から追い比べで完全なる鋭さ負けとなって距離の刺激もなし。すでに八方ふさがり状態。パンパンの馬場では策がないか。

東京、中山(002210)のフルーキーは阪神(510100)ほどの絶対的な強さはないが、それでもイメージ一新の近走から本物の勢いと感じている。何よりマイラー色の強かった瞬発力型が菊花賞以来の二千以上の距離を使った3走前でいきなり重賞3着。勝ち鞍のなかった距離千八でようやく初重賞制覇となった4走前がいいきっかけとなって、さらなるステージへレベルアップしている。キャリアの浅い二千で近走の重賞3、2着がその証。未知なる斤量、千八限定の上がり時計はメンバーNo12でも色気は出る。いずれにしても惨敗があっても驚かない条件。

数字的に通用する裏付けのないロジチャリスは見限る。結局、時計と展開に恵まれただけの2連勝。前々走は同日未勝利の二千二、1000万の二千より5ハロン通過が遅いという考えられない超スローで上がり33秒台が5頭。上がり34秒3以下が実に11頭の中で、上がり34秒1がいかにも低調な数字ということがうかがえる。前走も強調点を見出せない。最速上がりより0秒6も遅い数字で勝ち切れたのは位置取りの良さというより、ロートル馬相手の低調メンバーだったことがすべてだろう。3頭が同じ数字で並んだとはいえ、メンバーNo3の上がり時計だったのは意外だったが、古馬重賞初挑戦としてはあまりにも武器がなさすぎる。千六以上限定の上がり時計はメンバーNo15。

以前は重賞になると"イップス"になる鞍上が今年重賞2勝。微妙なコンビ誕生とはいえ、負のスパイラルからようやく逃れられればラングレー狙いも悪くない。前走は苦手な休み明け(101022)でステップの悪さがそのまま結果に直結したと納得。3走前と前走で持ち時計更新、前々走は自身の上がり時計ベストを更新、前走で千八の上がり時計ベストを更新すれば、ディープ産駒特有の好調期は続いている証だ。強気に乗れば崩れることはない。追い込み馬に偏ったメンバー構成で絶対的な展開の利。

狙いはもう1度レコンダイト。前走はツキのなさというのか、思い切りのなさというのか。いずれにしてもへぐりに近い内容だったことは間違いない。残り1ハロンまで包まれて行き場なしで仕掛けが遅れたにもかかわらず、残り100となって前を走っていた勝ち馬がフラついてそこから再び外へ出すアクション。結局、まともに追い出すことなく終わって、メンバー中6頭だった上がり34秒5以下に入れば十分すぎる収穫だったということ。久しぶりの千八(211112)で覚醒できる。