1、13⇒6、16、4、12、15、3 (36点)
1、6⇒16、4、12 (18点) 1、16⇒4、12 (12点)
13-1、6、16-
1、6、16、4、12、15、3、9 (18点)
陣営の自信過剰で重賞勝ちを逃し続けているのがブラックスピネルだ。いくらでも重賞を勝てるレース、または2着で賞金加算が可能なレースはあったが、選択するレースが常にハイレベルというマネージメントの悪さ。またも酷量で挑むことになればひとまず割り引く必要があるだろう。どの馬にもチャンスが回ってきたようなメンバー構成だが、過去10年の記録で57キロは6頭中5頭が馬券圏外。3、4キロの斤量差は3歳夏前としては惨敗があっても驚かない数字ということが示されている。デビュー2戦目で2歳オープン特別を勝った馬をクラシック未出走に終わらせた過去をまたも繰り返す可能性が高まったか。さらに馬の特性からもマイナス材料が揃っている。もとより小回り微妙なエンジンのかかりの遅さ。鞍上の性格上、4角で射程圏の位置取りということをイメージしづらくなれば、数字どおりの太めを叩いても強調材料を見出せない。
時計勝負にメドを立てたゼーヴィントはディープ産駒特有の成長具合に凄み。とにかく走るたびに逞しさで重賞勝ちにリーチがかかった。初の最速上がりだった4走前から前走まで4戦連続。瞬発力にますます磨きをかけて前々走で距離、前走で時計勝負を克服して王道のディープ産駒らしい急成長を遂げている。鞍上の意のままに動けるマクり競馬もOK。前々走で積極策にもメド立てて、小回りコース替わりはむしろ理想的な条件か。好機にマクりたい。
アーバンキッドの前走は一過性のポカにしても負けすぎ。極限の時計勝負で思わぬ惨敗は、本質のスピード不足が如実に表れた結果として割り切るしかない。上がり34秒台以下が10頭の中で35秒8、前週の未勝利が1分33秒9にもかかわらず、もがき続けた16着でアーリントンC、毎日杯はいかにも低調なメンバーだったことが裏付けられた。マイラーの距離延長ではますます弱気になる。
斤量的にも妙味が出たピックミータッチだが、時計ひとつは違ってくるという鞍上弱化で狙いづらくなった。厩舎特有の東京に良績集中で器用さが求められると微妙になる戦績にもかかわらず、これまで重賞未勝利で今年の特別勝ち0勝の鞍上にスイッチは致命傷。時計も瞬発力も平均レベルの馬で鞍上マジックは期待できない。
逆にダイワドレッサーの乗り替わりは刺激がありそう。瞬発力に裏付けがないが、近走はなぜか徹底待機というリズムの悪さ。それでも前走は休み明けのGⅠでメンバーNo3の上がり時計は評価ができる。上がり33秒台は1、2、4着馬とこの馬のわずか4頭だけに重み、凄みが感じられる。前々走は2着馬に0秒3差、前走で自身の上がり時計ベスト。細かい数字には本格化のシグナルが見え隠れしている。 |