7、6⇒7、6、5、12⇒
7、6、5、12、1、4、8、3、13 (42点)
過去10年で勝ち時計No3のオークス、No2の桜花賞。先週のビッシュの圧勝劇からも牝馬クラシック上位馬は逆らえなくなれば、2強の一騎討ちとして割り切るべきだろう。距離経験と単なるリフレッシュ明けになるシンハライトに注目する。同タイムの桜花賞は単なるツキのなさだった。写真判定で尻の位置は完全に前に出ているのに勝てない不運。3連勝でレースレコードのチューリップ賞勝ちや4角ギブアップの位置取りからわざと隣の馬へぶつけて抜け出してきたオークスなど、走るたびにスピード、切れ味アップで凄みさえ出てきた。兄アダムスピーク、姉リラヴァティから千六よりレースはしやすくなって骨折明けの相手には負けられない。ごく自然流の折り合いで勝機。
骨折明けのジュエラーはデビュー戦が千八とはいえ、距離克服は大きなハードルになるだろう。その後は徹底したマイル路線。決まって置かれるスタート下手とズブさながら、4戦すべてを最速上がりで切り抜けてきたが、距離不安を強調させるスプリンターの姉ワンカラットやマイラーの姉ベアトリッツという血統は引っかかる。
休みないローテーションが自らの首を絞めてクラシックは平凡な結果に終わったレッドアヴァンセの巻き返し。3走前の14キロ減で完全に狂ったリズム。少しずつ持ち直したものの、連勝を決めていた頃の最速上がりだった瞬発力に陰りをみせて、デビュー当初の強烈なインパクトあるイメージ薄れて掲示板も遠ざかっていた。まずは大幅な馬体増が前提。体調が戻れば以前の輝きが戻ってくると確信している。
デンコウアンジュもレッドと同じ悩み。止まらぬ馬体減がそのまま成績下降に直結した。メジャーエンブレムを軽く差し切った瞬発力が完全不発。前2走は上がり33秒台当然の流れで34秒台に体調不振が示されている。前走は直線で勝ち馬に致命的にもなったぶつけられる不利。そこから盛り返した内容に価値を見出せるだろう。460キロ前後で本領。 |