7、9、8⇒7、9、8、6、12⇒
7、9、8、6、12、15 (48点)
7-9、8、6、12、15、14
7、9、8、6、12
乗り替わりで呪縛から逃れたディサイファが狙い目。すでに8歳。ディープ産駒としては下り坂に入っているが鞍上スイッチは大きな刺激になる。同じ鞍上にこだわる不可解なコンビが続いてもGⅡ2勝、GⅢ2勝の重賞4勝。重賞で3回の1番人気を同じ主戦で取りこぼしてきただけに本来ならば、今以上のタイトルホルダーになっていただろう。最近の乗り方は中団外から脚を伸ばす程度。レース前から誰もが想定できる位置取りと仕掛けのタイミング。他馬よりも外々を立ち回るという知恵も工夫もない乗り方ではさすがに手も足も出なくなったが、ラチ沿いでロスのない立ち回りこそが勝ちパターンの可能性がある。5走前のマイルCSがいい例。勝ち馬の反則斜行で不利を受けなければ、少なくても馬券に絡む走りだったということ。落馬寸前の急ブレーキで金星を逃してものの、キャリアの少ないマイルで上々のパフォーマンスにわずかな光がみえている。過去2年のAJCCで5、1着の相性のいい中山二千二。
GⅠで2着3回3着2回のステファノスは単純にGⅡ有利とはならない。結局ためればためるほど切れる瞬発力でも本質が他力本願型。流れに左右されやすく、ズバ抜けた瞬発力を兼ね備えているわけでもない。香港を抜かした前6走で上がり時計は毎日王冠からそれぞれメンバーNo5、1、2、5、7。どこかムラっ気のある不安定さで、相手なりに動けるタイプという評価がしっくりくる。二千、二千二の持ち時計はいずれもNo2だが、最近の不発気味の瞬発力にディープ産駒特有の"枯れ始め"が見え隠れしてくる。
タンタアレグリアの特徴は驚くような瞬発力はないが、それでも大一番に勝負強いことだろう。レースぶりに派手さはなくても現実に未勝利と世代500万の2勝だけで前走は古馬相手の重賞を勝ち取った。セントライト記念0秒2差、菊花賞0秒3差。ダイヤモンドSは道悪で離れた4着も、阪神大賞典0秒4差、天皇賞春0秒3差ならば、前走の横綱相撲は当然の結果だったか。飛躍の年になるはずが、かなりスロースタートになったが、それでも世代レベルの高さから侮れない。休み明け(200101)。二千二の持ち時計はNo2、二千四の持ち時計は最速。
ルージュバックの復活は牡馬混合の二千以上のGⅡで計算が立たない。これまで牡馬相手ではGⅢ級程度。瞬発力頼りの切れ者は牡馬相手になると平凡な上がり時計で終わっていることが最大の理由となる。毎日王冠後の天皇賞秋から上がり時計はメンバーNo5、12、14、3。スローの瞬発力勝負が連発しながらこの結果に牝馬のモロさが否めない。いずれにしても徹底した左回り志向から路線変更で刺激待ちだが、短すぎる直線の長さとさらなる距離延長ではますます仕掛けのタイミングに難しさ。乗り替わりとなればひとまず経験レベルまで。
仮にステファノス、ルージュバックが馬券に絡むような流れならば、デニムアンドルビーでも届く。往年の凄みは薄らいだものの、瞬発力だけに古豪健在が示されている。長期休養明けとなった6走前の金鯱賞でいきなり最速上がり。続く有馬記念はメンバーNo4、ダートは論外として3走前からNo2、4、3にGⅠで14戦も経験して2着3回という実力馬の怖さがある。エリ女、2度の宝塚記念で二千二(010020)。 |