6、10⇒6、10、5、13、2⇒
6、10、5、13、2、3、11、8 (48点)
6-10、5、13-
10、5、13、2、3、11、8 (15点)
6⇔10、5、13、2、3、11、8 10⇒5、13
重賞でポカの連続の鞍上配置や前走勝ちを決めている馬を厩舎2頭出しなど、どこか不安材料も揃ったフィエールマンだが、馬の能力は世代トップレベルまで上り詰めている。デビュー戦の上がりレースラップが11秒5-11秒4-11秒5。完全に引っ掛かるへぐり騎乗でも、着差以上の完勝でクラシックを意識できたほど。圧巻だった前走は上がりレースラップが11秒7-11秒6-11秒4。残り6ハロンから加速するラップにもかかわらず、大出遅れを軽く跳ねのけたマクり競馬で早々と勝負を決めた。藤沢和厩舎同様にディープ産駒を育てるのが下手な厩舎だが、じっくり成長をうながしたことでこれから劇的に変身するムードを漂わせている。母はイタリアGⅠ馬。ジャパンCで来日してゼンノロブロイの1秒差7着だったリュヌドール。現時点でも外国人騎手なら負けないと確信できたほど完成度、将来性はズバ抜けている。
イェットも同じ悩み。名手が乗ればクラシック参戦で好結果が期待できた実力馬だろう。京成杯では直線でスムーズに捌けず、0秒2差の3着で賞金加算ならず。前々走は陣営のあせりから強行軍が見事に裏目となって取りこぼした。乗り方そのものは悪くなった前走だが、追えなくなった鞍上でダービー3着馬と同タイムなら世代トップレベルの完成度。いずれにしても乗り役もレース選択のまずさもあっての1勝馬。能力的には楽に重賞級を示す内容で、ハンデ54キロは恵まれすぎ。いずれにしてもここで結果が出なければ即乗り替わるべき。
メイショウテッコンはケイティとの兼ね合いがすべてか。スローしか良績を残せてないケイティと違って、ある程度のハイペースでも踏ん張り切れる逞しさ。ハナだけにこだわるべきだが、同型揃いでレースがしにくくなっているのも事実。エタリオウ完封はあくまで大逃げがはまった展開の利。前走も大逃げだが、ペース的にはスローで流れにも相手にも恵まれたことが否めない。ハンデ56キロは見込まれすぎの嫌い。
ケイティクレバーの前2走は結果的に乗り替わりでリズムが狂った。行くしかない逃げ馬はハナを切れなかった時点でレース終了だが、直線を待たずして終わった前2走はあくまで展開不向きの不完全燃焼。勝ち馬のキタノコマンドールを物差しというより、二千二を2分11秒台で走ったことを評価すべき。スローオンリーの逃げ馬かはここではっきりする。
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