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中山裏読み
関東
1R2R
3R9R10R11R
関西
1R10R
11R
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中山11R推奨レース

3連単フォーメーション15、5、7⇒15、5、7、13、1⇒

15、5、7、13、1、12 (48点)

3連複フォーメーション15-5、7、13、1-5、7、13、1、12、14 (14点)

馬単15⇒5、7、13、1、12、14  5、7、13⇒15

5⇒7、13、1  7⇒5、13、1

外厩頼りの厩舎だけにこのゆったり過ぎるローテーションは嫌気が出るが、それでもレイエンダの能力は未完の帝王という表現がしっくりくるほど底しれぬ能力を秘めている。1勝馬が出られることがわからなかったのか、なぜ自己条件を使ったのかが不可解な前々走と1週前のプリンシパルSを比較しても互角以上の数字が揃っている。5ハロン通過は58秒8と59秒2でわずかな差、最速上がりは33秒6の同タイム。上がりレースラップがすべて11秒台で道中12秒台が3回の500万に対して、プリンシパルSはラストラップを含めて12秒台が4回。時計的にもプリンシパルSとほぼ同じレベル。楽勝した分を考慮すれば、ダービー出走権を手にして、少なくてもコズミックフォース並みの走りは期待できた。最後まで本気で走ったことのない馬だけにダービーで勝ち負け可能だった計算が成り立つだろう。世代王者レベルの能力を兼ね備えれば前走も納得の圧勝劇。終わってみれば直線だけの圧勝劇はいかにも経験不足で、今後の課題はいかに大一番までに経験を重ねるか。ある程度モマれて本番に挑むべき。

コズミックフォースの前走低評価には驚くばかり。結局プリンシパルS組を単純に無視した予想屋がほとんどだったということだろう。相手関係やレースレコードとなった勝ち時計など、数々の条件で価値を見出すことができたが、究極の盲点となった馬として素直にダービー3着馬としての威厳を感じるはず。本来、ある程度の瞬発力を計算できる鋭さが持ち味。前々走までメンバーNo5以上の上がり時計で駆けて、最速上がりも2度経験している。距離もすでにメドを立てて自在に立ち回れる器用さが最大の武器で、二千と二千四の持ち時計No1というハイレベルな経験も大きな財産。

一戦必勝のトライアルでまさかの必要以上の消極策。ブレステイキングの前々走は大一番や大事なレースでイップスになりやすい未熟な鞍上に足を引っ張られた。メンバー中わずか2頭だけの上がり33秒台の中で異次元的な最速上がり。完全に脚を余した勝ち馬と同タイム2着、ダービーの結果でさらに陣営は悔しさが増したはず。結局デビュー戦、3戦目の鞍上配置が裏目となって遅れた出世。超スローを徹底待機と瞬発力型をまさかの早仕掛けで取りこぼしたことで青写真が完全に崩れてしまった。破壊力だけならまさに世代トップレベル。デビュー2戦で行きたがった折り合い難も解消して、これから上り詰める良血馬のさらなる成長を期待したい。

馬とラップを重視するより、自身と相手を重視するマーク屋らしい乗り方で惨敗したジェネラーレウーノは同じコンビが続く限り、前走のような悪夢は繰り返される。とにかく繊細に乗ることが下手な鞍上は乗り数、勝ち鞍が増えても成長に乏しさ。結局人気薄でしか結果を出せないのが現状だろう。行くしかない馬はいなくても行きたい馬が多数のメンバーでどう立ち回るか。鞍上の手腕がそのまま結果に直結する。

どっちつかずのローテでGⅠ2着のギベオンの前走は最後に距離経験の差が出た。徹底したマイル路線の勝ち馬とは雲泥の差という距離延長と短縮の繰り返しの最悪ローテ。ダービーではブラストワンピースなど、今年の3歳世代GⅠは異色なローテがネックで自滅した馬が多かったのも事実だろう。折り合いに苦労するタイプでもないが、再び中距離路線に戻して前走より一気の距離延長で馬に戸惑いが出ないとは言い切れない。まずは適性距離を見出したい。

タニノフランケルの前走は低調な相手とペース音痴揃いのジョッキーに恵まれただけ。同日の古馬500万で先行抜け出して快勝したレースとほぼ同じようなラップにもかかわらず、競りかけるどころか、終始3馬身差を保つ単騎逃げになる不可解さ。当然の逃げ切り勝ちで、時計比較からもごく標準レベルの数字で楽勝している。モロさ同居で瞬発力勝負の弱い逃げ馬という評価はブレなし。