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中山裏読み
関東
1R2R
3R10R
11R12R
関西
1R10R
11R12R
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中山11R推奨レース

3連単フォーメーション8、4⇒8、4、2、5⇔8、4、2、5、3、7、9 (48点)

3連複フォーメーション8、4-8、4、2-2、5、3、7、9、1 (16点)

馬単8⇔4、2、5、3  4⇔2、5

流動的な天気予報に頭を悩まされるが、この時点で馬場変更や時計がかかるほど雨は降らない予報。週末は雨が降ると予測したこの中間の馬場管理で、雨がまったく降らなければ完全な水撒き不足。超高速決着は避けられない。

1分6秒台、遅くてもレコードよりわずかに遅い1分7秒前半の決着と決め打ちで組み立てたい。時計はもちろん、瞬発力も求められる極限のスプリント戦。2度目のレコードを前走で叩き出したタワーオブロンドンにスピードと切れ味の両面で右に出る馬はいない。千二2戦目で早くも無双状態。距離経験の少なさだけがネックになっていた前走だったが、終わってみれば1頭だけ別次元の瞬発力で他馬を子供扱いして暫定スプリント王に君臨した。高く見積もってもGⅡレベルとはほど遠いメンバー構成とはいえ、理想通りの位置取りからズバ抜けた瞬発力はまさに王者としての貫禄。マイルに固執しすぎて出世が遅れただけで、デビュー当初からスプリントにこだわれば重賞勝ちはもっと増えていたか。前走であれだけ掛かりながら日本レコードに0秒2差の絶対スピードはさらにペースの上がるGⅠが理想そのもの。強行軍続きや不安定なスタートの不安も一蹴させる名馬の風格を感じさせる。

パンパンの馬場で時計勝負になるとミスターメロディの出番はないだろう。完敗、惨敗の前走で芝での限界を如実に示した。高松宮記念は時計が速くても上がり平凡。この馬自身の経験も上がり33秒台が前々走だけで、勝ち馬より1秒1も上がり時計の遅かった前走は休み明けを割り引いても絶対的な差だったことがうかがえる。時計も瞬発力も求められた前走で反応なく沈んでいったのは、同時に求められると何の策もなくなることの証。完璧な仕上がりだった前走からの上積みも微妙でひたすら雨を待つしかない。

不振でもがき続けていたファンタジスト、古馬と初対戦で休み明けだったイベリスが2、3着となったセントウルSのメンバーレベルの低さは否めない。馬場悪化で時計的に評価が微妙だが、少なくてもセントウルSよりレベルの高かったキーンランド組からの狙いがセオリーだ。勝ち馬よりも勝負どころでさらに外を回ったコースロスのあったリナーテを狙いたい。枠順どおりの立ち回りで何の工夫もなかったのは想定外だったが、ラチから7、8頭分も外を回ったコースロスで最速上がりに0秒3差の上がり時計は褒めていい。2着馬とは道中と4角の位置取りが前後逆になったことからも明らかな枠順的な有利不利。タワーを物差しにすれば、まだまだ勝負付けは済んでないということ。久しぶりの好枠が変身の可能性を高める。

千二重賞3勝とはいえ、たかがGⅢ。GⅡは未経験でGⅠ3戦してすべて馬券圏外のダノンスマッシュはモロさ同居の人気馬であることは間違いない。時計面でも数々の不安材料が並ぶ。千二4勝のすべてが1分8秒台以上。1分7秒台の経験が1回だけで、このメンバーではNo11の持ち時計。さらに瞬発力不足はもっと深刻で、これだけ短距離にこだわり続けながらも上がり33秒台の経験はわずか3回だけ。自身のベストが33秒6というのは、極限レベルが求められる条件では頼りなさすぎる。必要以上に前がやり合って捌きやすい馬群と上がりがかかることを待つしかない。

レットゴードンキは乗り替わりで狙いたかった。昔なら楽に突き抜けてきた馬群も、今や躊躇する回数が劇的に増えたことからもうかがえる鞍上の衰え。現実に前々走も直線でスムーズさを欠きながら最速上がり。前走も勝ち馬と同じ上がり時計ならば、少なくても馬自身の衰えは最小限だろう。このローテがベストという休み明け(122121)。鞍上が足を引っ張る可能性の高まる直線内目から狙うより、差し追い込み競馬と決め打ちでロス覚悟の直線大外出しがベストな選択。時計と瞬発力が求められる条件ではこれまでとにかく強さを発揮してきた。

モズスーパーフレアが前走でハナを切れなかったことは正直驚いた。いくら未熟な鞍上でもこれまで楽にハナを切ってきた韋駄天を好位差しで挑む下手っぷり。残り150で先頭に立つまでは速かったが、そこから急失速で改めてハナ限定の逃げ馬ということが示された。GⅠでは信頼できない鞍上配置となると馬の能力に反して評価を下げるしかない。いずれにしても前走の教訓で必要以上に出しに行く可能性が高まった逃げ馬。暴走⇒失速のイメージがますます強まってくる。