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中山裏読み
関東
2R3R4R9R
11R
関西
1R2R
3R10R
11R
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中山11R

3連単フォーメーション7、6、4⇒7、6、4⇔7、6、4、10、9、11 (42点)

馬単7⇔6、4、10、9、11

低調な弥生賞勝ちで一気に注目を集めたサトノフラッグだが、本番の結果こそがこの馬本来の姿だろう。時計勝負にまったく通用しなかった皐月賞、ダービー。2歳時のレコード勝ちが馬場がすべてだったと裏付けられた結果で、上がり時計はそれぞれNo10、8が瞬発力不足を物語っている。ひと息入れて劇的な成長がなければ春当時と同様の試練が待っている。

ガロアクリークの前走は3角過ぎで外から動いてきた馬の進路を予測できずに窮屈になって急ブレーキをかけたことでリズムが一変。位置取りは悪化して道中、この馬より真内の位置取りだった3着馬より1馬身後ろになったことからも大きなアクシデントだったことがうかがえる。結局、3着馬とは4角の差がそのまま。脚色的にもスムーズならばもっと際どかった0秒9差だった。大一番では考えなくてはならないコンビ続投だが、少なくても不完全燃焼に終わったダービーより距離的にも馬場的にも条件は好転している。

フィリオアレグロは少ないキャリアで大一番を狙うローテでまさに昭和的。今や馬も完全アスリート化している時代。ある程度のキャリアでも耐えられるフィジカルとメンタルを鍛える仕事をある意味放棄すれば、1億2000万円で募集した馬がクラシック未出走という異常事態を巻き起こすのだろう。いずれにしても数字どおりの太めで不発に終わった前々走はあくまで一過性のポカ。きっちり仕上げたものの、じっくり構えすぎて展開負けとなった前走で最速上がり切れ味を示したレース内容こそがこの馬の真の姿。もう足踏みは許されない。

雨量が多くなればバビットの重賞連勝になる。それぐらい前走の内容は強かった。向正面まで単騎とはいえ、同日の古馬1勝クラスで1分48秒5の馬場で残り4ハロンから11秒台突入のロングスパート。残り1ハロンで迫ってきた2着馬を引き離して勝利を確信した。残り50で後ろを確認するほどの余裕。逃げ馬としての高い資質と鬼レベルの道悪巧者ということ。ハナ以外は考えにくい相手関係。自分のスタイルに持ち込めて恵みの雨になれば、前走の再現が濃厚。