8⇒3⇔1、5、7、2 (8点)
1、5⇒8⇒3、7、2 (6点)
主役であるはずだったフィエールマン回避で馬券的にはいくらか面白くなったメンバー構成だが、少なくてもGⅠ、GⅡで好走している実力馬のポカは考えにくい。中でもカレンブーケドールは鞍上の本質を見極めるのに絶好のレースだろう。これまで大きなタイトルを勝てなかったのは鞍上が足を引っ張っている可能性が高いからだ。とにかく鞍上は大一番に弱い。これまでGⅠどころか、GⅡも勝ってない結果が鞍上の未熟なレベルを表している。
レースを見極められる馬主だったらオークスで鞍上はレッドカードだっただろう。5ハロン59秒1のハイペースにもかかわらず、4角前から仕掛け始めて直線入口で先頭に立つという暴挙。当然、早仕掛けからの追い比べ。残り150で勝ち馬に並びかけられるともうひと伸びして接戦に持ち込んだ馬の能力が凄い。厳しすぎる位置取りで同タイムはごく普通の仕掛けのタイミングなら勝っていた計算が成り立つ。
続く紫苑Sもひどかった。スローを無理やり引っ張り込んで3角前に負けが確定した折り合い難。スタート直後にトモを落としたために、鞍上があせって少し仕掛けたことでリズムを欠いた。3走前はペースを見極めたものの、前々走は再びハイペースを徹底先行。1、3、4、5着馬の4角の位置取りが5、8、13、12番手からもいかに厳しい位置取りで踏ん張ったことがうかがえる。
ハイペースを前々で失敗したから前走は決め打ちの控えが客観的にみてもうかがえる。平均ペースを見極められず、離れたブービー位置取りは何の意図があったのか。3角過ぎから慌てて追い出す姿はまさにペース音痴の鞍上の象徴的なもがき方だった。
馬自身、重賞未勝利だがオークス、ジャパンC、京都記念は勝ち馬より強いレースを連発しているのも事実。ごく普通に立ち回ればクロノ物差しで圧勝があっていい力関係とみている。鞍上の最後の審判。
ミッキースワローも同じ悩み。未熟だった前任騎手と同じような乗り方に徹するならば怖さはないか。前6走以内で取りこぼしはすべて前を捕らえられなかったレース。5走前の勝ち馬の4角位置取りは1番手。4走前は1、2着ともに4番手。3走前の1、2着はそれぞれ3、2番手。前走は7、4番手。前走は引っ掛かって逆に早仕掛けで目標にされるという普通の騎手なら一発レッドで乗り替わりというへぐりでも許されるから適当な騎乗を連発できるのだろう。いずれにも馬の実力より鞍上の気分次第というタイプ。二千二(220110)はセントライト記念1着、AJCCとオールカマー2着、京都新聞杯5着などベスト距離だが、ペースを見極められない鞍上配置のカレンを目標にすれば共倒れの可能性もあることを頭の隅に入れておきたい。
良馬場でも今の中山は瞬発力よりパワーが求められている馬場状態。雨で道悪巧拙が重要になれば、再びクレッシェンドラヴの大駆けがあっていい。とにかく上がり33秒台を求められるようなレースではお払い箱。これまで上がり33秒台は1回だけの経験で、最速上がりは6回もあることからパワー系瞬発力型というがわかるだろう。失うものがないジェネラーレウーノの大逃げにカレンが早々に仕掛けて追いかける流れが理想。残り4ハロンからラップが上がる流れをひたすら待つ。休み明け(520110)、稍重も含めた道悪(210100)。
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