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中山裏読み
関東
1R2R
8R9R
11R12R
関西
2R3R4R10R
11R12R
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中山11R穴推奨レース

3連単2軸マルチ10、14⇒7、9、2、3、13 (30点)

10、7⇒9、2、3、13 (24点) 14、7⇒9、2、3、13 (24点)

3連複フォーメーション14-10、7、9、2-10、7、9、2、3、13、16(18点)

馬単10⇔14、7、9、2、3、13  14⇔7、9、2

絶対的な女王を子供扱いした前走はまさに圧巻。これが覚醒したディープ産駒の凄さ、恐ろしさ。一戦必殺の厩舎とはいえ、グランアレグリアはこれまでどこかモロさ同居の牝馬というイメージを完全に塗り替えたどころか、たった一戦だけで歴史的な名馬にまで評価を一変させた。
とにかくパドックでも変わり身は感じなかった。480キロ台が前々走のみでさらなる馬体増は明らかに調整ミスと思ったが、結果的に前々走から18キロ増がそのままスケールアップにつながったということだろう。
体調ひと息に映ったことに加えてさらに乗り方も実に粗めだった。本来、最低でも残り300まで仕掛けを我慢するのが常識だが、残り350からフルスロットル。残り300からはムチ連打だったが、終わってみれば追うほど加速する瞬発力から後続を引き離して残り150で早々に勝負を決めている。ディープ産駒特有の成長期に加えて千二を使ったことがいい刺激。2着アーモンドアイが止まって映るほどの強烈な瞬発力はフロックと思えぬ凄みがあった。
それでも絶対的な存在ではない。GⅠで横綱相撲した距離こそがその馬のベスト距離というのが持論。距離2度目とはいえ、再び一気の距離短縮とプラスのないコース替わりなど、数々の条件悪化が重なってある程度の割り引きが必要になることは間違いない。前々走より直線は約100メートル減。これまで厩舎特有の中山回避のローテなど、少なくても致命的になるような悪条件も揃っている。乗り替わりでどこまで修復できるか。単より連軸向きの人気馬。

古馬重賞を8回経験して唯一の1勝がGⅠ高松宮記念。相手なりに走って自らタイトルをつかみ取るようなタイプではないが、確かな地力が魅力なのがミスターメロディだ。芝か、ダートか、どっちつかずという優柔不断なローテがうまく噛み合わない要因だが、それでも古馬重賞8戦中、大負けしたのが休み明けの1戦だけ。それ以外では負けても0秒5差の安定感がスプリント能力の高さを示している。千二(101101)で1分7秒台を3回も経験。昨年のスプリンターズSは見た目、すっきり映ったものの、自身初の500キロ台が響いた0秒3差だったと割り切れば、まだまだビックタイトルが狙える位置づけができる。とにかく前走が理想的の馬体。490キロ台なら期待が高まる。

エイティーンガールはピークをにおわせる4歳後半にGⅠ初挑戦というバイオリズムの良さ。GⅢのバイプレイヤー的な存在だった牝馬が見事に変身した。前走はほぼ減速なしのラップで大外直一気。残り1ハロンからの加速力は他馬が止まって映るほどで、終わってみればムチを使わずの圧勝劇なら色気が出るのも当然だろう。同日の古馬1勝クラスにわずか0秒6上回った勝ち時計とはいえ、レースの上がり時計は1秒上回り、何よりメンバー唯一の上がり34秒台という切れ切れの瞬発力が自慢。上がりNo2より0秒6も上回った最速上がりは層の薄いスプリント路線では十分に胸を張れる。最速上がりを前走で6回目の経験。道悪よりパンパンの良馬場で本領の瞬発力型が小回りを攻略した前走で知恵も器用さも兼ね備えれば大駆けがあっていい。

ダノンスマッシュは乗り替わりがどう転ぶかだが、マイナスしかイメージが浮かばないのが本音。同じコンビで昨年の高松宮記念とスプリンターズSを1番人気で取りこぼし。さらに決定的なのが鞍上はダッシャーゴーゴーとのコンビでスプリンターズSと高松宮記念を連続の降着という歴史的な負のイメージを残している。後にファインニードルでスプリントGⅠ2勝を決めても、取りこぼしの多さから鞍上が本質スプリント下手に変わりはない。
馬そのものにも強調点を見出せない。前走は後のない馬体の造り。数字以上にコンパクトに映って次につながるというより、明らかに前走で全力をにおわせた渾身の仕上げだったことも否めない。休み明け(600012)と叩き2戦目(011111)の落差がリンクすれば、主役としては物足りない存在になることが裏付けられたか。掛かり気味だった前走から控える競馬は発展途上で、GⅠの勝負弱さやこの馬とのコンビ間の悪さなどを抱えて修正できるかは疑問が残る。

モズスーパーフレアは少しでも時計のかかるパワー系馬場が理想。千二(731204)で1分7秒台を5回経験。1分7秒0~2を4回も経験して実績的には申し分ないものの、昨年のスプリンターズSを境にぷっつりと記録が途絶えたのも事実。5歳牝馬が最小限の衰えとはいえ、ピーク時に比べると明らかにパフォーマンス低下が見え隠れしているのも明らかで、必要以上に同型に絡まれれば例年以上に失速が早まりそう。いずれしてにも譲れないハナ。生まれ持ったスタートセンスの良さから自分のスタイルを崩すことはないが、昨年のような5ハロン55秒台前半でも同じような時計ではすでに走れないだろう。二の足を使ってじんわりハナに立って56秒前後で立ち回るのが理想。

盲点になればダイアトニック。前走はあくまでも極悪馬場と割り切るべき。前走はまったく前々に行く気なし。控える競馬にまったく良績のない先行馬をスタート直後から好位差しに構えれば、直線を待たずして惨敗も納得できる。さらに道中は行き場を失ってブレーキをかける立ち回りの下手さもあった事実を加味すれば懸念も減点もまったくない。不利がなければ勝っていた高松宮記念や函館で上がり33秒台の出色の瞬発力で完封した前々走など、とにかく千二(101001)以上に凄みを感じさせる距離適性に特長。重賞は気楽に乗れる立場のみで好走可能という鞍上に託す。