9、8、2⇒9、8、2⇒9、8、2、5、7、3、10(30点)
いかにも軽い馬場向きで時計勝負に強さがあるファルコニアにとって馬場悪化にいいイメージが浮かばない。切れ切れの王道ディープ産駒と違った異質なタイプとはいえ、稍重も経験なしは見た目の非力さからマイナスしかない。いきなり極悪馬場の重賞、経験の少ない二千で花開く可能性は極めて低くなる。前走はスローを後方から上がりNo7の平凡な瞬発力が決定的なレベル差を示した可能性。
アールスターは前走で数字以上にすっきりしすぎた馬体。年齢的にもこれが衰えのシグナルだったとして評価を下げたい。重賞を複数勝てたはずだが、未熟な鞍上にこだわり過ぎた結果がわずか重賞1勝止まり。今更の初ブリンカーより鞍上強化が一番の効果と陣営以外は思っているはず。残念な陣営のマネージメント力の低さ。少頭数なら捌きやすくなるという計算もこの鞍上には成り立たないことにも嫌気が出る。馬場悪化で各馬が外を回って直線内がガラガラになることをひたすら待つだけ。外を回った時点で上位から脱落が決定する。
GⅢのレースレベル低下は日替わりに勝ち馬が変わることからも以前より確実に下がっていることがうかがえる。結局、GⅢ好走などあってないような実績。古馬3勝クラスからの挑戦でも十分に太刀打ちできる。中でもモズナガレボシは魅力十分。二千(102010)でイメージ以上に距離をこなして、何より直線平坦(202010)の相性の良さ。オープン未経験にもかかわらず、持ち時計No4に底知れぬスケールを感じさせる。未勝利クラス時間切れだったが、それでもJRAにこだわって古馬1勝クラスで使い続けていたことが厩舎の期待の表れ。格下からの挑戦が含まれた芝9戦すべてで掲示板確保がエリート予備軍としての誇り。重(100000)、稍重(011010)に大駆けムードを漂わせる。
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