1、3⇒1、3、6⇒1、3、6 (4点)
開幕週で絶対的に瞬発力を求められる絶好馬場。前走の上がり時計が大きな指針になることは間違いない。15年から前走が最速上がりでなかったのは
17年
1着ダノンプレミアム(新馬稍重千八1分48秒7、上がりNo2)。
2着ステルヴィオ(2歳オープン重馬場上がりNo2、前々走新馬最速上がり)
3着カーボナード(未勝利上がりNo3、前々走新馬で上がり32秒3、サウジRCで単純な上がり時計ベスト比較でNo1)。
20年
1着ステラヴェローチェ(前走新馬稍重上がりNo2)
3着セイウンダイモス(前走新潟2歳S上がりNo5、前々走未勝利最速上がり、サウジRCで単純な上がり時計ランキングNo3)。
基本的に前走が最速上がりが絶対条件。例外的には前走が良馬場以外、または前走が重賞か、オープンで前々走が最速上がり。ここサウジRCで単純な上がり時計比較でNo1~3だった馬に限られている。今年は3頭に絞っていい。
コマンドラインは前走の2着馬がダートで勝ち上がり。3着馬は勝ち上がったものの、4着馬はダート転向で勝ち切れず、5着馬はその後二桁着順連発というレベルの低さ。前走の数字からも頼りなさをにおわせる。同日の稍重だった3歳未勝利より1秒3も遅い勝ち時計。未勝利戦では上がり33秒台が4頭で最速上がり33秒5に対して、こちらは33秒台不在。最速が34秒3に低調メンバーに加えて数々の数字も劣っていいることがうかがえる。キャリア2戦目で重賞を勝ち負けするには少なくても同日の3歳未勝利と同等レベルが常識的。確たる数字もないままで前走同様の高い評価はいかにも違和感がある。真価を問われる一戦。
ステルナティーアの前走は眉唾ものの平坦とはいえ、ラスト3ハロン11秒5-10秒5-11秒3を直一気。それも上がり差の出にくい超スローの瞬発力勝負で上がりNo2より0秒4も速かった32秒7という最速上がりの数字がエリートを決定づけた。見た目から受けるイメージがクラシックを意識させる好馬体だったことも好感。母がデビュー2連勝でクイーンC3着の早熟系。血統背景からも2歳戦で取りこぼせば、即クラシックのイメージから遠ざかっていくだけに力が入る。
スタニングローズの前走は数字どおりの太めがすべて。しかも外差しが利かぬ馬場で4角は5、6分まで外へブン回す暴挙。早々にムチを連打などとにかく無様な乗り方だけが目立った内容だった。残り150から徐々に内に切れ込むが、これだけ大味なレースでは届かないのも当然。それでも上がりNo2。勝ち馬と同じく上がり32秒台だったことが驚きで、デビュー2戦連続の最速上がりだった切れ味が本物だったと裏付られた。十分なキャリアと重賞の経験値。一番の変わり身ならこの馬か。
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