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中京裏読み
関東
5R8R
10R11R12R
関西
7R10R
11R12R
ローカル
10R11R12R
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中京11R裏読み

3連単フォーメーション7⇒1、13、8⇔

1、13、8、17、18、14、10、6、9 (42点)

1、13⇒7⇒1、13、8、17、18、14、10、6、9 (16点)

<短所>

レシステンシアのスプリント戦は崩れそうで崩れないが、勝てそうで勝てないことも事実。千二GⅠは2着3回の安定感を強調か、勝ち切れない勝負弱さを減点か。少なくても自ら動いて勝ち切るような派手なパフォーマンスは望めず、相手なりに動いてギリギリ粘るような展開が勝ちパターンという内容がしばらく続いている。乗り替わりもまた微妙。掛かる馬とはへぐり連発の鞍上を配置してきたのも意外な英断だった。行きたがる馬になると騎手キャリア相応にまでレベルダウンしていくのが鞍上特徴で、昨年は重賞9勝で今年2勝が示すように勢いそのものも落ち着いてきたことが否めない。この馬より外枠に行きたい馬が多数。それでも馬の強さを信じて強気に行くか、引っ張り込んで折り合いに苦労するか。ふたつにひとつだが、どちらも鞍上の技量が求められることは間違いない。

グレナディアガーズは初の千二が大外枠で早くもギブアップ寸前。少なくても前走のような位置取りは致命傷になる可能性が高い。これまで8枠の馬券圏内は何度もあるが、勝ったのは逃げ馬だけ。それだけ直線一気が難しい枠順でもある。
馬場をリニューアルした過去10年で8枠から馬券圏内だったのは
12年2着サンカルロ(18頭17番枠4角12番手)
14年2着スノードラゴン(18頭17番枠4角13番手)
15年3着ミッキーアイル(18頭16番枠4角4番手)
20年1着モズスーパーフレア(18頭16番枠4角1番手)
21年2着レシステンシア(18頭16番枠4角7番手)

人気馬の取りこぼしでは
15年18番枠1人気ストレイトガール(前年の高松宮記念3着で前々走がスプリンターズS2着、前走が香港GⅠ3着)
16年18番枠7人気ハクサンムーン(前年の高松宮記念3着で前々走がスプリンターズS3着、前走がオーシャンS13着)
20年18番枠8人気ノームコア(重賞3勝のGⅠ馬。前走が香港GⅠ4着で初千二)
ある程度の人気馬、とりわけ15年は1番人気でスプリントのスペシャリストでも取りこぼしているという乗り難しい枠順では高望みできない。

サリオスの落ちぶれ方はまさに厩舎とリンクか。とにかくこの馬のスランプ入りの要因は一貫性のない距離選択がすべて。早々にNHKマイルC目標に切り替えれば、重賞勝ちはもっと増えていたが、ダービー目標になったために変則ローテと無謀な距離延長の連続だった。能力の高さで皐月賞、ダービーを連続2着になったものの、朝日杯制覇から約10か月間も重賞未勝利に距離選択のまずさが物語る。いずれにしても前回以上のスランプ中。毎日王冠制覇以来、6戦連続連対なしが引退もちらつかせるほど危機的なもの。4走前に余計な二千への寄り道でもっとも得意なはずの千六で無抵抗に終わっている。刺激を求めてか、叩き台としてか。どちらにしても千二のスペシャリスト相手で通用するような勢いも雰囲気も時計もない。

メイケイエールは最悪な枠順で即見切りか。もとより極度の気性難ありの悪癖持ち。前走はスタート直後だけ掛かってその後折り合えたのはラチ沿いの位置取りだったため。ブレーキの利かない外枠では再び3角前からのマクり競馬になる可能性が高い。休み明け(300001)から叩き2戦目(000201)の落差も追い打ちか。

ロータスランドは時計にも相手にも恵まれた重賞で2勝。千四、千六に驚くような時計はなく、さらなる距離短縮にもどこかしっくりこない。初のスプリント戦に挑む5歳牝馬の強調点はゼロに等しく、道悪だけに頼るしかない。

ナランフレグが4戦連続の最速上がりを前走で成し遂げたが、オープン⇒GⅢだから成り立ったということ。本格化前とはいえ、GⅡはわずか1戦だけで10着の惨敗。GⅠはもちろん、57キロも未経験馬が未知なる道悪で万事休す。

ジャンダルムは稍重(100005)がすべてか。勝った1戦は古馬オープン特別だったが、同日の3歳1勝よりわずか1秒上回った程度の勝ち時計でレースレベルが相当低かった事実。フロックの1勝では掲示板外5回が本質で、わずかな雨残りにも極度の苦手意識が芽生えているか。

トゥラヴェスーラはスタートも行きっぷりも悪化した鞍上から乗り替わらなかったことがどう転ぶか。確かに前2走で最速上がりを連発でも、同じ乗り方、位置取りではGⅠで通用するイメージも計算もできない。また前3走とは別馬のような位置取りを選択してもアドリブの利かない鞍上では失敗するのが目に見えている。結局、相手なりに位置を決めてひたすら混戦を待つしかない乗り方が避けられず、すべてが好転した前走の再現は極めて可能性が低い。

クリノガウディーの2、3走前は親子揃って鞍上の大へぐり。直線を待たずして惨敗確定の折り合い難だっただけに度外視できるが、休み明け(012013)で惨敗した前走が衰えのシグナルとも取れる。叩き2戦目(000006)で少なくてもひと叩きだけで変わる余地はなくなった。

シャインガーネットは千二、千四、千六の持ち時計がそれぞれNo8、9、8。休養の連続やダートを試して年齢の割にキャリアは少ないものの、基本的にGⅠで通用するような数字を持ってない。上がり33秒台以下の経験5回中4回が前4走で、走るごとのスケールアップがGⅠレベルに達しているかどうか。

ファストフォースは乗り替わるたびに誰もが思う残念感。小倉千二の重賞でレコード勝ちした韋駄天を重賞無縁の鞍上に託す矛盾。強引に行き過ぎて自滅した前々走と無意味なほど控えた前走など、とにかく無様なレースが連発していることは明らか。5年間も重賞未勝利の引退間近の鞍上には何も期待できない。

ライトオンキューに再びロートル鞍上配置では怖さなし。掛かる馬を制御できる腕力はなく、ペースを完璧に見極めるレース勘もないから、ただただ逃げるか、追い込むかの両極端になるレースを連発が最近の鞍上の特徴だろう。すでにごく普通に立ち回る確率はルーキー並みの低さ。前走で掛かったにもかかわらず、未知なる初ブリンカーでさらに行きたがる可能性が強まっている。人馬ともにいまだ現役であることが驚き。

レイハリアの前走は乗り慣れたはずの鞍上でまさかの控え。これだけコンビを続けてきた鞍上が馬の特徴を理解してなかったことはある意味衝撃的だった。重賞無縁の鞍上と言えばそれまでだが、コンビ解消の英断をできなかったことですべての歯車が狂ったまま。ハナか、2番手以外の勝ちパターンが存在しない単調先行馬にとってメンバーレベル、コース、枠順などすべてが試練。ただただ鞍上の経験的な肥やしになるだけ。