14⇒6、4⇔6、4、5、10 (10点)
6⇒4、5⇒4、5、10 (4点)
ジャックドールの弱点は経験値の低さ。これまで5ハロン通過59秒台がわずか3回だけの経験。前走の59秒0が最速だから頼りない。逃げるしかない単調な逃げ馬が未勝利勝ちとなったキャリア3戦目で2番手からマクって勝ち上がったものの、その後は恵まれたラップと単騎逃げの連続。初のGⅠでこの馬に鈴をつけに行く馬がいれば、少なくてもこれまで以上の苦戦を強いられるのは避けられない。
最速上がりを経験しているエフフォーリアはジャック以上に経験値が浅い。5ハロン通過59秒台以下は前走だけ。二千以下の距離ではすべて60秒以上にわずかな危うさを感じさせる。ジャック同様に前々走の天皇賞秋はレコード馬場だった事実。最速上がり3回経験中2回は同タイム。数字的に誇れる瞬発力でも同レースの他馬との比較ではそれほど強調できるほどではないか。いずれにしても脚質は違えどジャックとタイプは似ている。
レイパパレの前走は"死んだふり"という表現がしっくりくる。選択は2つあった。ジャックにピタりと併せたマンマークか、大一番を見据えて少し控えた位置取りか。結果は後者を選択して完敗となれば、同じ位置取りを選択すれば鞍上の資質を問われるだけ。今度は終始ジャックを突いてストレスを与え続けながらのサバイバル戦に持ち込むはず。いずれにしても前走のようなスローになって指をくわえて無抵抗な追走だけは許されない選択。今年の重賞勝ちが少なすぎる鞍上の巻き返しはここから始まる。
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