6、3⇔12⇔6、3、13、2、9 (24点)
12-6、3、13-6、3、13、2、9、11、7、1 (18点)
12⇔6、3、13、2、9
キャリア1、2戦の馬を評価するのは難解とはいえ、明らかに数字は足りないが、人気になるという違和感のある馬も多数存在している。
まずはダイヤモンドハンズ。前走の馬場状態は同日の高いクラスで好時計と最速上がり33秒台以下がマストで、低いクラスでも時計か、上がりのどちらかを求められていた。時計も上がりも上がりレースラップのラスト11秒7も平凡にもかかわらず、この人気は厩舎のブランド力か、新種牡馬の珍しさからか。いずれにしても数字的な強調点は何ひとつない人気先行タイプ。
シャンドゥレールも微妙な立場。押し出される形で一時、いくらか折り合いを欠きながらハナに立つ場面もあって、直線では左右にフラつき気味。いかにも完成度の低い子供っぽさを残したレース内容では、上積みというより再発の心配が大きい。ムチを使わず、振り切ったことが唯一の強みで、メンタルの成長がすべてのカギ。
前走は正味3ハロンだけの競馬。超スローの前残りで4角の位置取りがそのまま結果に直結したような内容だった。馬体の子供っぽさを加味すれば、フェアエールングも強気になれない。3、4秒の時計短縮やモマれた際の課題が大きすぎる。
ブラストウェーブも決定的な裏付けはない。何より一番の懸念材料はマッチレースとなった2着馬が次走で惨敗したことだろう。3着以下の馬も勝ち上がり不在。同日、前日の3歳未勝利より1秒以上も遅い勝ち時計で強調できない上がり時計など、数々の数字に危うさが見え隠れしている。並ばれてもうひと伸びした瞬発力、大型馬の2戦目の良化などでどれだけ変わってくるかだが、単より連軸向きの人気馬であることは間違いない。
主役はドゥーラ。確かな数字を引っ提げて今年もドゥラメンテ産駒の牝馬が躍動する。ブラストを物差しにすれば一目瞭然。ブラストが同日の3歳未勝利より1秒以上も劣る時計でこの馬は同日の古馬1勝とほぼ互角の時計。キャリア2戦目とはいえ、5ハロン通過で0秒6遅く、勝ち時計でわずか0秒2劣っただけの数字だけにほぼ時計差がそのまま能力差の計算が成り立つ。もし1番人気にならなかったら驚きという絶対的な数字だろう。母も姉も千二ベストというスプリンター血統でこの強さ。逃げ差し自在の立ち回りで連続の最速上がりにも完成度の高さが表れている。鞍上のマークミスだけが唯一の懸念材料。
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