HOME最新開催当日予想過去開催予想収支インフォメーション概要以前のくじら矢独りごと(休止)
東京裏読み
関東
1R2R
9R10R
11R12R
関西
2R10R
11R12R
JRAホームページ

東京11R

3連単フォーメーション9、4、3⇒9、4、3、5、6⇒9、4、3、5、6 (36点)

極限の仕上げとブリンカー外し。数々の刺激と好条件が重なったサリオスの完全復活を占うのはまだ早いだろう。例年と比べる前にレース内容そのものが完敗だった。
直線残り300まで仕掛けを我慢という以前なら完全なる勝ちパターンにもかかわず、最後は明らかに上位馬と比べると止まったように映った一瞬だけの瞬発力。前走で自身の上がり時計ベストを更新だが、これがこの馬の限界ということもはっきり示した。控える形で極限の瞬発力勝負での分の悪さは開幕週馬場ではある程度の馬場悪化が理想になる。
勝ち鞍は2年前のこのレース以来なし。大事に使いすぎているが、レース選択に一貫性なしがこの馬の出世を阻んでいるとしか思えない。目先の1勝ほしさに前々走はスプリント戦を使う悪手。5歳の終わりかけの馬は驚くような変わり身よりゆっくり下り坂がハーツ産駒の一般的な傾向。

ダノンザキッドサリオスと似ているローテを歩んでいる。大事に使っているようで一貫性のない乗り方とローテがアダとなって低空飛行の成長力。初の直線平坦で古馬になって初の最速上がりからも、どうやら直線坂コースでは分の悪いことをにおわせてきた。前々では失速で、後方待機では鋭さ一瞬の傾向は東京の舞台で再び露呈か。マイラーとして完成されかけていたが、再び千八に距離延長にも嫌気。いずれにしても遅すぎた乗り替わりでどこまで新鮮味、刺激を得られるかに焦点。

ジャスティンカフェはなぜロートル鞍上に任せてきたのが不可解。同じような乗り方をルーキーが同じような乗り方をすれば、一発レッドカードの乗り替わりというより一生もののレッドカード級の単純乗りを連発していた。3走前はレコード馬場の超スロー、前々走は本来逃げ馬有利の流れを直一気で決められたのは馬の能力が高かったということ。能力が接近していれば到底届かなっただろう。乗り方次第、流れ次第で鞍上の手腕を問われるが、着差以上の完敗だった前走はまさに象徴的な例だった。直前の古馬1勝千六と5ハロン通過が同タイムにもかかわらず、この馬は先頭まで10馬身差がすべてを物語っている。ポツン最後方待機に何の意図があったのか。鞍上のスタイルに無理やりはめ込まれただけで、重賞で勝ち馬より1秒1も速い最速上がりで馬券圏内に届かなかったのは乗り方に非があったと断言していい。3戦連続の最速上がりで瞬発力は走るごとに磨き。前走で距離にもメドを立てれば本格化したエピファ産駒。何より上がり馬の鞍上強化では逆らえない。