10、14、11⇒5⇔10、14、11、7、2 (24点)
10、14、11⇒10、14、11、7、2⇒10、14、11、7、2 (36点)
10、14、11⇒10、14、11⇒13、9、4 (18点)
10-14、11、7、2-14、11、7、2、13、9、4(18点)
10⇔14、11、7、2、13、9、4
3戦2勝2着1回で黄金コンビ。さらにすべてが最速上がりで極限の持ち時計も兼ね備えているというスター性。字面の良さとスポーツ紙が祭り上げやすさからブレイディヴェーグの人気には納得できるが、若干の死角も見え隠れしている。
前走は前日の古馬1勝千六で1分32秒9という超高速馬場。前日の古馬3勝より2秒2も速い勝ち時計だったとはいえ、5ハロン通過が3秒5も速かった事実は見逃せない。ペースが速くなれば単純に時計が速くなるという超高速馬場特有の結果になったことに加えて、決定的なのがメンバーの低調さだ。
前走のメンバーで次走使ったのが8頭。2着は1分58秒台、3~9着まで1分59秒台だったが、次走で連対したのはゼロ。3、4着馬の次走惨敗がさらなる不信感を抱かさせる。
もとよりキャリア不足。22年2着サリエラのキャリア2戦(2戦2勝)が異例中の異例で15年3戦3勝ディープジュエリー(6人7着)、16年4戦2勝の桜花賞馬ジュエラー(2人11着)、17年4戦3勝フラワーC馬ファンディーナ(1人6着)、18年4戦2勝オールフォーラヴ(3人9着)、4戦2勝センテリュオ(4人7着)。19年4戦3勝アルティマリガーレ(7人8着)。20年4戦2勝フローラC3着のフアナ(1人11着)、3戦2勝フラワーC馬アブレイズ(6人12着)、3戦2勝3歳オープン特別勝ちゼデル(4人4着)。21年4戦2勝3歳オープン特別勝ちでオークス4着タガノパッション(2人12着)、3戦2勝フローラS1番人気オヌール(5人6着)。22年4戦2勝ラリュエル(4人4着)など、キャリアの浅い馬がことごとく撃沈している事実。
平場、しかも古馬1勝クラスで6月以来のローテも微妙。過去10年で前走が重賞以外で6月以前からの休み明けだったのは15年3着ウリウリ、22年2着サリエラの2頭だけ。それぞれ重馬場、中京開催でイレギュラーな条件だったことを付け加えておく。
時計と瞬発力、豊富なキャリアと重賞経験。JRA4勝でオープン特別勝ちやクイーンS3着の実績もありながら、オープン入り後の重賞では5戦して4戦で二桁着順だった母カウアイレーンのようにここ一番での弱さを露呈してしまうのか。同じような戦績になりつつあるマラキナイアはここが正念場。アルテミスS0秒3差、チューリップ賞で最速上がりから0秒3差。いずれも上がり33秒台で世代同士では胸を張れる瞬発力型として完成されている。前走はまさに大へぐり。直線入口でガラガラの内目を無視して外だけの意識が大裏目。コース変更に時間がかかって終わってみれば内目を通った逃げ馬に振り切られたことが決定的。残り2ハロンの時点で内目を意識すればもっと際どかったレースならば、今や鞍上強化? の乗り替わりで覚醒間近な良血馬を狙う。
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