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阪神裏読み
関東
1R2R
3R6R
7R9R10R11R
関西
5R8R
10R11R12R
ローカル
1R9R10R11R
JRAホームページ

阪神11R穴推奨レース

3連単フォーメーション7、12、9⇒7、12、9⇔

7、12、9、13、11、4、18 (54点)

3連複フォーメーション12-7、9、13-7、9、13、11、4、18、8、17 (18点)

これまで年明けひと叩きが王道ローテだったにもかかわらず、異色ローテだった19年グランアレグリアが勝ったことで完全に桜花賞の潮目が変わった。

最近、年明け初戦となった馬名(前走のレース、持ち時計ランキング)

19年
1着グランアレグリア(朝日杯3着、No1)

20年
10着リアアメリア(ジュベナイルF6着、No11)

21年
1着ソダシ(ジュベナイルF1着、No1タイ)
2着サトノレイナス(ジュベナイルF2着、No1タイ)

22年
18着ラブリイユアアイズ(ジュベナイルF2着、No5)

23年
1着リバティアイランド(ジュベナイルF1着、No1)

6着シンリョクカ(ジュベナイルF2着、No4)

11着ラヴェル(ジュベナイルF11着、No6)

例が少ないとはいえ、持ち時計No1の馬は桜花賞で1、2着実績。今年のアスコリピチェーノにとって自信につながるジンクスになったことは間違いない。客観的にみても負の材料はないだろう。3戦連続の上がり33秒台で着差以上の完勝。過去の年明け初戦の馬と比べても何の遜色もなく、むしろ過去の馬らを上回る数字を残している。
時計はグランソダシサトノリバティという直近の桜花賞1、2着馬で年明け初戦だった4頭すべてを上回り、単純な上がり時計比較ではリバティ以外に上回り、最速上がり1回はサトノ以外と同じ。数字的には勝って当然レベルの頼りがいを誇っている。
唯一、この馬だけ千四以下を経験していることが最大級の懸念点か。デビュー2戦は平常心の立ち回りから一変して前走で思わぬ折り合い難。レース巧者のイメージを覆した悪癖へのシグナルと捉えられるレースぶりから、勝っても負けても驚かないだろう。しかも産駒数とGⅠ勝ち数が釣り合わないという勝負弱さのDNAを抱えるダイワメジャー産駒。さらに追い打ちなのがクラシックで極めて好走歴のない新潟2歳S組ということ。今年はこれまでたった2勝の騎手をリンクさせれば逃れられない三重苦が成立する。人気集中するほど妙味のなくなる人気馬。

同じ年明け初戦でもチェルヴィニアは完全にツキから見放された。突然、主戦からのスイッチに加えて致命的となる大外枠を引く不運。過去に大外枠を克服して桜花賞好走馬は存在するとはいえ、それらはほぼ差し追い込み型だった事実。あまり折り合い上手と言えない鞍上配置で予想外の位置取りはほぼなしと読み取れば、八方ふさがり状態になったことが否めない。過去3戦で5ハロン60秒を切ったことのないという厳しい競馬の経験なしという温室育ちの良血馬にとって試練以上の試練が待っている。

ひと昔前までクイーンC組は連戦連敗だったが、最近になってようやく復権気配。今年のクイーンズウォークはクイーンC組としては歴代最強レベルをにおわせている。
19年クイーンC1着で桜花賞3着クロノジェネシス、22年クイーンC2着、桜花賞1着のスターズオンアースを物差しにすると

クロノ(持ち時計1342、上がり時計ベスト325、千六限定上がり時計331、持ち時計ランキングNo6、最速上がり3回)

スター(持ち時計1342、上がり時計ベスト326、千六限定上がり時計338、持ち時計ランキングNo11、最速上がり2回)

クイーンズ(持ち時計1331、上がり時計ベスト334、千六限定上がり時計334、持ち時計ランキングNo4、最速上がり3回)

時計面ではむしろ絶大なる主役としての扱いが可能だが、桜花賞で500キロ越えの好走馬はほぼ皆無。過去40年で前走が500キロ以上の桜花賞5着以内だったのが00年1着チアズグレイス前走506キロ、06年4着アサヒライジング508キロだけ。

過去40年で前走490キロ台の桜花賞5着以内は
89年5着エイシンウイザード490キロ

93年5着ホクトベガ492キロ

08年3着ソーマジック492キロ

09年4着ワンカラット492キロ

11年5着フォーエバーマーク492キロ

13年1着アユサン496キロ

16年1着ジュエラー498キロ、4着メジャーエンブレム498キロ

18年2着ラッキーライラック494キロ、3着リリーノーブル498キロ

21年3着ファインルージュ492キロ

23年3着ペリファーニア496キロ

過去40年で500キロ越えの3着以内はわずか1頭だけ。490キロ台の少なさからもはっきり壁があることは間違いない。最強、最恐、最凶レベルのジンクスを抱えるクイーンズが00年1着チアズグレイス以来の快挙となるのか。能力以上の何かを求められる。

ステレンボッシュも年明け初戦だが、アスコリと同タイムの持ち時計No1なら何の不安もない。キャリア、最速上がり回数でアスコリを上回り、色々な立ち回りやコース経験を経て挑戦できるだけにむしろ一番の頼もしさを感じさせている。走るたびに1秒以上の時計短縮を続けて、前走でアスコリより0秒2上回る上がり時計の秀逸さ。鞍上比較からも簡単に逆転できる立場になったことは数字が示唆している。馬体重は470キロ台後半が理想。

GⅠ3着馬が得意の距離となったフィリーズRでまさかの取りこぼし。乗り方としては何も非難されることのない立ち回りだっだけにジュベナイルFはレースレコードほど価値のないことに間違いないだろう。反動を含めてジュベナイルFから直行組に仕上がりの良し悪しが大きくカギを握るならば、順調に使われているスウィープフィートは存在感を増す。とにかく前走は上がりNo02より0秒4も速かった瞬発力が強烈な印象。3走前は離れた後方で完全に引っ掛かるという最悪騎乗。前々走はそれまで最速上がりを連発していた瞬発力型をなぜか前々勝負で後ろから差される失態。特別、重賞で良績皆無に近い鞍上らしい大へぐりを連発だけに前走がむしろ本来の姿か。前走で馬体すっきり。馬体増が大前提。