15⇒３、２、11、４、10、１⇒

３、２、11、４、10、１　(30点)

３、２、11⇒15⇔３、２、11、４、10　(24点)

３歳秋でようやくキャリア初の牝馬限定戦。クラブの意向によって馬も会員も外れくじを引いたレガレイラがようやく王道路線で投資回収が始まる。少なくても牡馬路線は無謀な挑戦だったことが否めない。レースレコード勝ちを決めたホープフルＳと前２走に数字的な落差、格差。歴史的にみても両極端なラップだった前２走だったが、牡馬相手に通用する数字は皆無だった。前々走は過去10年で前半５ハロンのラップがダントツのＮｏ１という超ハイペースを後方の位置取りで７着馬と同じ上がり時計。４角一桁番手の位置取りが勝ちパターンだが、なぜか直線まで仕掛け我慢という鞍上の未熟さにも足を引っ張られている。前走はレコード確実な馬場だったにもかかわらず、過去10年で前半５ハロンのラップはブービーとなる超スローペース。鞍上のイメージよりもかなり下回る瞬発力だからこそ、結果的にじっくり構えすぎた消極策が裏目に出たということ。さらに直線で馬群をこじ開けることを放棄して外へ外へのコース変更連発の大ロスが致命傷になった。展開にも鞍上にも恵まれなかった前２走はあくまで牝馬の背伸びと運のなさ。牡馬相手にも５戦すべてで最速上がりの瞬発力は牝馬相手ならさらなるインパクトを与えられる。

牡馬相手でも超ハイでも超スローでも一貫して不発なしで５戦すべてが最速上がりの女王としての貫禄がうかがえるだろう。超スローのダービーと超ハイのオークスとは段違いなレベル差で明らかにダービーの方が格段にレベルの上。ロスなく立ち回れた勝ち馬と対照的に位置取りもスムーズさも欠いても０秒７差と最速上がりなら十分すぎるぐらいに胸を張れる。少なくても重賞未経験馬に負ける要素はひとつもない。ここでの取りこぼしは早熟評価に直結する。