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京都裏読み
関東
1R3R10R11R12R
関西
1R10R
11R12R
ローカル
1R2R
11RJRAホームページ

京都11R

3連単フォーメーション17⇔8、18⇔8、18、3、1、13、5、10、9 (40点)

3連複フォーメーション17-8、18、11-

8、18、3、1、13、5、10、9 (18点)

馬単17⇒8、18、3、1、13、5、10、9  8、18⇒17

今やオークス3着以内の馬はぶっつけ本番が王道路線。逆に言えば過去10年でオークス4着以下の馬でここを好走した馬はゼロということ。

オークス3着以内のぶっつけ秋華賞出走馬

24年オークス1、2着馬が1、3着
23年オークス1、2着馬が1、3着
22年オークス1、3着馬が2、3着
21年オークス2着馬が1着
20年オークス1着馬が1着
19年オークス3着馬が1着
18年オークス1着馬が1着

{秋華賞で凡走したオークスから直行組}

24年オークス9着アドマイヤベル12着(フローラS勝ち。キャリア5戦の関東馬)

23年オークス7着コナコースト8着(桜花賞2着。キャリア5戦の関西馬)
オークス9着ドゥアイズ10着(札幌2歳S、クイーンCで2着。ジュベナイルF3着の関西馬)

22年オークス5着プレサージュリフト9着(クイーンC勝ちの関東馬)
オークス9着エリカヴィータ13着(フローラS勝ちの関東馬)

21年オークス1着ユーバーレーベン4着(札幌2歳S2着。ジュベナイルF、フラワーC、フローラS3着の関東馬)
オークス13着ステラリア6着(重賞2戦ですべて掲示板外)

20年オークス2着ウインマリリン15着(フローラS勝ち、乗り替わりの関東馬)
オークス7着ミヤマザクラ14着(クイーンC勝ちの関西馬)
オークス13着サンクテュエール16着(シンザン記念勝ちの関西馬)

19年オークス7着シェーングランツ11着(千六重賞ホルダーの関東馬)
オークス9着コントラチェック15着(フラワーC勝ちの関東馬)

18年オークス3着ラッキーライラック9着(テン乗りの関西馬)

15年オークス7着ココロノアイ14着(千六重賞2勝の関東馬)
オークス11着ディアマイダーリン13着(キャリア7戦。フローラS2着、フラワーC3着。関東馬)
オークス12着キャットコイン16着(キャリア5戦の関東馬)

オークス4着以下からの直行では関東馬が苦戦傾向。マイル重賞馬は意外にも苦戦が多いことも特徴か。今年の直行組はエンブロイダリーブラウンラチェットだけだが、奇しくもどちらもマイル重賞馬で関東馬。サンプルは少ないが嫌なジンクスに該当していることは間違いない。

過去10年で3頭の二冠馬。少なくても牝馬路線でクラシック二冠というのは牡馬ほど難しくないだろう。桜花賞や秋華賞をスキップするライバルが多数存在するのが最大の要因とはいえ、カムニャックも視界良好となっていることは間違いない。
課題の瞬発力にはもうひと回りの成長が大前提でも時計勝負の強さは凄みさえ感じさせる。持ち時計はそれぞれ軒並みNo1。二千四はもちろん、千八、二千で圧倒的な格差をつけた数字には古馬並みの風格さえある。
最速上がり1回だけは過去の歴史から危うさもあるが、ベスト上がり時計33秒2で軽く水準以上をクリア。上がり33秒台以下の経験数は過去10年で京都開催限定とするとNo1タイの4回からも頼もしささえうかがえる。
ダンスアミーガは千四3勝、千六2勝の計6勝だが、重賞は10戦して3着以内なし。ワイドラインが壁になった勝負弱さだったが、ダンスの母はダンスパートナー。古馬重賞勝ちのない父ブラックタイドが種牡馬になれたのは言わずもがな、全弟ディープインパクトのおかげ。決してエリートではない父と母から生まれた仔が複数の隔世遺伝がリンクして世代牝馬の真の頂点レベルまで完成されたのは物語としても面白い。いずれにしても引っ掛かったオークスよりレースがしやすいなるのは間違いなく、理想的な馬体に成長した前走の姿からもはや桜花賞馬エンブロよりひと回り以上のスケールの違いがある。

そのエンブロイダリーは春からマイラーとして我を出していた事実。オークスは距離の壁で折り合えなかった馬が秋華賞でスムーズになることは確率的にも相当低いだろう。"オークスはマイラーも活躍"がもはや定説。マイラー血統でオークス微妙な馬でも距離を克服してきた過去の歴史だが、夏を越えて如実にマイル適性が出るのもまた過去の強い傾向だ。桜花賞、クイーンCでも行きたがっていた気難しさを名手によってある程度のごまかしは利いても、母系は千四のスペシャリストが多数存在するスピード血統。二千で結果を残したきょうだい馬はわずかだけにイメージ的には相当悪い。変わり身をイメージできるような数字もまったくなく、唯一のわずかな光は母父クロフネということぐらいか。母父クロフネとなる配合で19年クロノジェネシス、22年スタニングローズが秋華賞馬で偶然と思えぬ配合の力。平坦、内回り、高速馬場の適性は予想以上に高い可能性があることを頭の隅に入れときたい。

キャリア4戦以内で秋華賞3着以内は過去10年で23年マスクトディーヴァ、20年デアリングタクト。キャリア5戦も加えても24年チェルヴィニア、23年リバティアイランドハーパー、18年アーモンドアイ、16年パールコート(フローラS2着)。オークス1、2着馬が不在だったから16年パールは好走したと納得して度外視すれば、これらすべての馬は重賞馬だった。キャリア4戦で重賞2着実績のジョスランはギリギリだとしても、キャリア3戦だけのセナスタイルは完全なるアウトだろう。そもそもセナの前走は褒められる乗り方ではない。結果的にハイペースで瞬発力が活きただけ。必要以上の置かれ具合で同じコンビ続投では同じような立ち回りで失敗するのを簡単にイメージできる。仮にトライアルと違った積極策を試みても馬が戸惑うだけ。これだけ不器用な馬が京都内回りも千六も中山も未経験で太刀打ちするには鞍上マジックが求められる。

パラディレーヌはなぜローカル専門騎手に騎乗依頼したのかが最大の疑問だ。前走はまさに鞍上の特徴を示す内容だった。重賞初騎乗の2人が舞い上がってスタート直後から先行馬2頭の競り。2度と重賞で依頼はこないという最悪レベルの5ハロン通過56秒8を刻んでいたにもかかわらず、この馬は直線で先行馬2頭の直後をコース選択した考えられない立ち回り。案の定、急激に減速して2頭が壁となって行き場を失ったのは当然の流れだった。これだけのハイペースで内々のコース取りそのものがまさに"素人"。主要馬場の重賞ではルーキーレベルまで落ち込んでくるのは今も昔も変わりないということ。この鞍上で差し競馬にこだわるなら怖さはなく、むしろこの人気に驚き。

素人とのコンビとなった逃げ先行2頭が大暴れしたローズSでテレサは価値ある0秒2差だった。味方によっては勝ち馬と同等レベル。前々勝負は納得の戦績とはいえ、この馬でも5ハロン通過が約57秒6。過去10年の平均が約59秒前後だけに着差はもちろん、じっくり立ち回った勝ち馬の上がり時計はわずか0秒3劣っただけの数字にも価値を見出せる。差し馬有利の阪神から前々有利の京都内回り。同型は揃ったが、前々走で逃げ切り勝ち、3走前に最速上がりも経験済み。これ以上の経験値はない変則的な先行馬で、意外性ある父マーズの仔というのも不気味さを感じさせる。

マピュースの出番は限りなく少ないだろう。前走の重賞勝ちで突然色気出した陣営が一気に色気づいたということ。1度も千八以上を経験させなかったことはまさにマネジメントの悪さ。そもそも前走の内容を精査できないからこそ、未知なる距離の重賞をぶつけてきたことは手に取るようにわかる。同日の未勝利より5ハロン通過が遅ければ、逃げ先行は絶対的に有利。4角の前2頭でワンツーが必然的となった超低調重賞勝ちはキャリア最大の棚ぼた重賞勝ちだったとみていい。好走パターンが固まってない現状では単純にメンバー的に前より後ろを選択してひたすら混戦を待つ。

2頭の競りで5ハロン通過56秒8を作り出して鞍上にとって何年も消せぬ"黒歴史"となる超ハイペースで前々で踏ん張った馬に最大なる敬意。1分44秒台以下が実に13頭のローズSとは対照的になるのが紫苑Sだ。13頭中8頭が上がり33秒台以下という前々有利の超スローで、ローズSとは真逆の追い込み馬に価値を見出すしかないが、秋華賞に出走する紫苑Sの該当馬はゼロが現実。