 
14⇒15、7、12、5⇒
15、7、12、5、17、9、3、10 (28点)
15、7、12⇒14⇔15、7、12、5 (18点)
14-15、7、12-
15、7、12、5、17、9、3、10 (18点)
14⇒15、7、12、5、17、9、3、10
時代が変われば主要ローテも変わる。90年までの主流は阪神4歳牝馬特別(千四)からのステップが王道だったが、91年アグネスフローラがチューリップ賞から桜花賞勝ちして完全に路線が変わった。そこから5年連続で桜花賞馬がこのローテ。91年から24年まで前走がチューリップ賞だった馬で1着18回、2着17回、3着11回、4着11回、5着12回。34年間で5割以上の勝率という"鉄板ローテ"が、17年から桜花賞馬にチューリップ賞組は不在。さらにここ2年で1~3着馬にチューリップ賞組ゼロとなったことが時代の様変わりを物語っている。
24年は1、2着馬を含めてチューリップ賞組が計5頭出走。25年は4頭だが1~3、5着馬が出走。桜花賞でチューリップ賞組はここ2年の計9頭中6頭が二桁着順。最高着順4着はひと昔前なら考えられないほどメンバーレベル低下が示されている。
今やジュベナイルF直行が王道路線。少なくてもノーザン社台系がこのローテにこだわれば今後もますます増えていくだろう。ジュベナイルF勝ち馬が23年から25年桜花賞でそれぞれ1、2、2着。しかもそれらの馬はすべてキャリア3戦。この3頭と今年の該当馬スターアニスとの違いを探りたい。
スターアニスも新王道路線で挑んでくるが、前3年の同じローテで好走した馬と明らかな違いがある。前3年のリバティアイランド、アスコリピチェーノ、アルマヴェローチェらは千六以上を2戦以上経験していた。アスコリは千四も経験したが、前2走は重賞の千六。基本的にエリートの3歳牝馬だけが上位可能な最高峰レースにおいて新馬勝ちが第一の絶対条件になっているのも最近の強い傾向。
過去10年の3着以内で未勝利勝ちだった馬は25年1着エンブロイダリー、22年1着スターズオンアース、21年3着ファインルージュ、19年2着シゲルピンクダイヤ、18年1着アーモンドアイ、17年2着リスグラシュー(22年ナムラクレアは初勝利がオープン特別で例外)。これら6頭中5頭は4着以下なし、唯一5着ありのエンブロは3勝馬だった。
最大の懸念点は3走前に千二を使ったこと。過去10年の3着以内30頭中、前3走以内に千二を使った馬は21年3着ファインルージュだけ。前走で千四、千六の重賞で好走しても凡走した例は近年だけでも数多くある。
3走前が千二だった馬だけに絞ると
25年
0頭
24年
5着エトヴプレ(前走フィリーズR1着)
14着マスクオールウィン(前走フェアリーS2着)
23年
16着ジューンオレンジ(前走フィリーズR3着)
22年
8着アルーリングウェイ(前走エルフィンS1着)
21年
10着ミニーアイル(前走フィリーズR3着)
19年
16着ホウオウカトリーヌ(前走フィリーズR10着)
18年
17着アンヴァル(前走フィリーズR4着)
サンプル数が少なく、あっさりクリアする可能性はあるものの、過去10年で出走馬の計178頭中7頭しかいないという異色ローテになったことは間違いない。母はスプリント重賞2勝のエピセアローム。異父兄バルサムノート(父モーリス)が千六以上で通用したのが3歳春までだったことなど、現時点の段階では距離に明確な安心、安定感がないことも頭に入れとくべきだろう。勝っても負けても納得の1人気馬。
ジュベナイルFぶっつけが主流になっていると同様に前走クイーンCを勝った馬にも潮目が変わりつつあるのか。少なくても以前はどんな勝ち方でも桜花賞で壁にぶち当たってきた鬼門ローテ。桜花賞でクイーンC馬は
25年エンブロイダリー1人1着
24年クイーンズウォーク3人8着
23年ハーパー3人4着
22年プレサージュリフト4人11着
21年アカイトリノムスメ4人4着
20年ミヤマザクラ7人5着
19年クロノジェネシス3人3着
18年未出走
17年アドマイヤミヤビ2人12着
16年メジャーエンブレム1人4着
15年キャットコイン6人7着
14年フォーエバーモア3人8着
13年未出走
12年ヴィルシーナ4人2着
11年ホエールキャプチャ1人2着
10年未出走
09年未出走
08年リトルアマポーラ2人5着
07年イクスキューズ6人5着
06年コイウタ5人3着
05年ライラプス6人12着
04年ダイワエルシエーロ5人7着
03年チューニー9人12着
02年シャインルビー1人3着
01年サクセスストレイン6人7着
00年フューチャサンデー5人15着
99年ウメノファイバー8人6着
98年エイダイクイン2人6着
97年オレンジピール(前走チューリップ賞)4人5着
96年イブキハーシヴ4人2着
過去30年のクイーンC馬がようやく昨年、桜花賞を制覇した。勝てなかった要因としては前走でハードな競馬からの反動が多少あるとしても、一番の要因は関東馬が多いため阪神初コースや初の長距離輸送になりやすかったことからの仕上げの難しさ。一旦緩めると短く、緊張感を持続させるには長すぎるという微妙な間隔だからこそ、これまでもこれからも人気ほど信頼性が低く、あくまでポカ前提の狙いになる。
これらを踏まえるとドリームコアは前途多難。確かに前走は強かった。本来ならば不動の主役になっても驚かないほどインパクトがあった。直線で完全に行き場を失くしてギブアップ寸前のロスから正味残り250だけの競馬で先頭まで一瞬。同時に後方を確認しながらの勝ちっぷりはさすが超良血馬ゆえの強さだろう。馬体も数字以上に太目だからさらなる評価を上げられるが、最凶レベルジンクスを持ちながらの挑戦になったことで一気に評価が揺らぐ。
その最凶ジンクスとは過去40年の1~3着馬の計120頭で前走500キロ以上だった馬はたった1頭。00年チアズグレイス(前走506キロ⇒当日490キロ)。当日で500キロ以上だった馬はこれまでゼロならば、ドリームにとって死活問題。とにかく数字以上の太目だった前走より大幅な馬体減が命題。490キロ台以下で主役級、500キロ以上で見限る。
アランカールは案の定、拍子抜けだった。懸念されていたとおりの前2走ということ。結局、メンバーレベルの低い少頭数競馬の2連勝に大きな価値を見出せない典型的な例となりそうだ。前々走のジュベナイルFは鞍上の焦りの早仕掛けとはいえ、理想的な追い込み競馬で上がりNo6。前走は負けたことに悲観することはないが、超スローの瞬発力でどこまで力量差が示されるかという期待があったにもかかわらず、上がりNo2より0秒1しか上回らなかったことにある意味驚いた。クラシックを狙えるような馬ならば、超スローでも上がり差0秒3以上が標準的な数字。デビュー2戦連続の最速上がりはまさに眉唾物になっていった。遅すぎた乗り替わりでどうやら決まって必要以上に置かれる癖馬としてが完成形。ほぼぶん回し専門の立ち回り経験からも馬群にモマれた時点で掲示板ラインが限界となる。この馬にとっていい枠順とは言い切れない。
ギャラボークの前走こそが本来の姿。周知のとおりジュベナイルFは完全なる追い込み有利の流れにはまった2着。3角からバラけた馬群で内々をうまくロスなしで捌けたことも好走要因だったことを改めて証明した一戦だった。前走はいつもどおりの位置取りにもかかわらず、何のロス、不利もなく上がりNo8がすべてを物語っている。5ハロン58秒台以下では上がり34秒台が限界。前々走は引っ張られて時計が出ただけで、瞬発力はもちろん、持ち時計ほどの怖さもない。デビュー2戦で千八を選んだツケ。もう1戦の千六経験がほしかった。
昭和時代の殺人ラップと言われるような超ハイペースの"桜花賞ラップ"という言葉は今や死語となっているとはいえ、前2走でいずれも逃げ切り勝ちのリリージョワに走るイメージが浮かばない。しかも千六未経験。前走でも掛かり気味の逃げでさらなる距離延長、未知なる千六では度を越えた折り合い難となっても驚かない。デビュー戦の好位差しで最速上がりを叩き出した実績から将来的には脚質の幅は出そうだが、現時点ではとにかくハナ限定。玉砕覚悟で逃げにこだわるしかない。
フェスティバルヒルの狙いは叩き後でいい。桜花賞で年明け初戦が通用するのは前走GⅠ経験馬でなおかつ単なる休養が大前庭。大事な時期に骨折休養で確実に他馬より成長過程が遅れることは逃れられないからだ。仮にそれでも超良血馬が順調に成長したとしても千六⇒千四⇒千六の距離短縮から距離延長は過去10年でたった2頭だけ。いずれにも前々走がGⅠで目先の重賞を取りに行ったこの馬のローテが折り合い難を引き起こすなど簡単にイメージできるだろう。いずれにしてもここはギリギリ間に合った程度。次走に反動が出るような極限の仕上げや乱暴な立ち回りにはならないと確信している。
ブラックチャリスの前走は未勝利級のレベル。同日の古馬1勝より1秒4も遅く、前日の未勝利より0秒4速いだけ。しかもその未勝利より最速上がりが1秒2も遅いならば、この馬の最速上がりは単純に未勝利よりひと回り以上も下回る数字になるということ。前走で改めて千六よりスプリント向きのイメージを強めた。
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