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3R4R
5R6R
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9R10R
11R12R


11R
マルチ2軸3連単3、6→J、M、7、1、4   (30点)

 3、J→M、7、1 (18点)  3、M→7、1 (12点)

       フォーメーション3連複3ーM、7ー

        M、7、6、J、1、4、8、K、5  (15点)

       馬単BOX3、6、J、M、7


時計がかかる馬場状態で1分11秒台後半でも好時計。レコードホルダーのヴァンクルが内枠を引いてハナにこだわるしかなくなったがチヨノタイセイの無謀な競りは考えにくい。意外に楽なペースで主導権を握るか。最低でも4角で先頭から3馬身差が好走条件になる。

ヴァンクルマロンは振り返れば2年前の夏に変身している。千四以下のダート戦は2、1、3、10、1、1、7、2、1、1着。馬券を外した2戦はいずれも長期休養明けならば、前3走の快進撃もうなづけるだろう。3走前はレコード決着の同タイム、前々走はレコードに0秒1差、前走でレコード駆け。とにかく安定したスタートから徹底先行でスピード全開の韋駄天は、短距離ダートでスキがない。小柄な馬体からイメージできない迫力兼備の走りは素質開花そのもので、直線の長い大井外コースでも問答無用の逃げから結果は出る。

鞍上で能力以上に人気になることが確実なリミットレスビッドは割り引いた。昨年の東京盃制覇をピークとすれば確実に下り坂となっているのが現実。3走前にコンゴウリキシオー程度を差し切れないことが瞬発力に陰りが出た証で、前々走は牡馬にまったく良績を残せないメイショウバトラーが2着がレースレベルの低さを決定付けた。ますますズブさを増して久しぶりのダート千二で置かれる不安。

ベルモントサンダーは前走の結果もある程度予測できた。人気になると不可解な乗り方はいつもどおり。脚をためて爆発力が好走パターンの追い込み馬が、中途半端な積極策でラスト足が上がる最悪な内容。いくら前々決着の馬場でも自分の形を崩して時計どおり走れないのも当然だろう。プレッシャーなしの立場になった際だけ重賞の良績が集中している鞍上にとって前走よりも乗りやすい。昨年千二は1分10秒9から始まってその後は4戦連続1分11秒台という時計の裏付けが心強い。

フジノウェーブはJRA挑戦で完全にリズムが狂った。直後のマイルグランプリは58`だったとはいえ、格下に競り負ける失態。かしわ記念は完全な力負けだが、前走で下り坂のプライドキムにも先着できなかったことで一気にトーンが下がっている。確かに酷量の59`は響いたとしても勝ち馬はわずか1`減。昨年のJBCスプリントは時計に恵まれた勝利。時計がかかる馬場で極限のスピードを求められる相手関係になってますます窮地に立たされた。

ディープサマーは時計が出やすい馬場で1分11秒台の前走が物足りない。厳しい逃げ争いの直後で折り合えた漁夫の利。相手が重賞初挑戦ならば、ごく自然の結果か。勝ちを意識できる立場でスーパールーキーの資質が問われる。どの馬をマークするかによって結果は大きく違ってくる。

キングビスケットは斤量4`差の恵まれた条件で差し込まれた前走が現時点の能力基準。さすがに統一Gでははっきりと力不足が否めなくなった。まだ重賞が1戦だけの経験不足は致命傷になる。時計短縮に時間のかかった過去から1分11秒前半で駆けるイメージが浮かばない。あくまで時計がかかった際のワイドまで。

時計勝負には限界があったが、これだけ時計がかかる馬場になるとアグネスジェダイも色気が出てくる。決め手のないパワーの先行型は前々勝負にこだわれば、底力の違いで上位可能な計算。タイセイアトムは単調な逃げ馬という評価で落ち着いている。外枠を引いてなにより直線長い大井コースは分が悪い。外から被されない流れになればチヨノドラゴンの残り目。格下感は否めないが、確実に逃げ馬マークの位置取りは千二の好走パターン。