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4、2→1、13、12、3、15、6 (36点) 4、1→13、12 (12点) 2−4、1、13、12− 4、1、13、12、3、15、6 (18点) ジャパンダートDの上位6頭はJRA勢が独占。まったく相手にならなかったダービー馬サイレントスタメンから、今年の南関東3歳世代のレベルの低さがうかがえる。たとえ重賞好走の実績でも、それほど重要なファクターでもないか。体調と距離適性の高さが他馬を上回れば頂点がみえる。他地区馬は無視。 まずはダービー2着ブルーヒーロー。通算(3310)どおりの安定感で、重賞未勝利ながら存在感を示している。とにかく不発のない瞬発力と持ち前の渋とさは世代トップレベル。底力勝負となったダービーは、現実にナイキハイグレード、ネフェルメモリーを差し切っている。それまで千七までの距離経験ならば、素直に評価していいだろう。新境地を示した素質馬はすべてにおいて本格化を思わせる。速い決着に強いスピード型が二千も克服できるスタミナを兼備。迫力十分の馬体とかみ合ってますます信頼度は高まる。 ブルーヒーローの近親で父が同じブルーラッドはいくらかタイプが違っている。渋とさより切れ味身上。向正で大惨敗も覚悟した手ごたえの悪さだった前走で一気にトーンダウンが否めなくなった。終わってみれば0秒8差まで踏ん張ったが、最悪なレースぶりからの一変はどうにも浮かんでこない。それまで速い決着で強さを発揮してきただけに、スタミナを問われるとモロさが出るということか。いずれにしても58キロを背負って巻き返しはますます厳しくなる。この馬にとって時計が出やすい馬場状態だけが頼り。 千八の3歳牝馬重賞としては流れが速かったとしても、東京プリンセス賞の5ハロンのレースラップは二千のダービーとまったく同じ61秒6。ネフェルメモリーにも歯が立たなかったツクシヒメは牡馬との壁を感じさせる。転入後2勝がいずれも牝馬限定戦。少しでもパワーを求められると手も足も出ない。 同じ牝馬でもライトレジーナは魅力十分。キャリア4戦で挑んだ東京プリンセス賞はさすがに条件が厳しすぎた。千四までの距離経験で、前2走が千二というスプリント路線。例年にないハイレベルな結果で掲示板確保が能力の高さで、十分に胸を張れる。先行差し自在のレース巧者。前走の好時計勝ちでB級上位の出世が確約された素質馬は距離2度目で本領発揮。 ハローキングダムは安定した先行力と不発のない瞬発力で本格化。なにより千八2戦して2、1着。前走はC1とはいえ、古馬相手に見ごたえ十分の差し切り勝ちは大きな財産になる。距離適性の高さに状態の良さが加われば無様なレースにはならない。 4戦4勝のホッコーマサルは距離不安とひと息入ったローテーションの悪さでは分が悪い。さすがに初重賞が一気の距離延長では、ひとまず経験の段階。サザンクロスラリーは前走の勝ち馬グレイドセイヴィアが次走サンタアニタTで見せ場十分の6着。改めてスピード能力の高さを証明したが、前走の千六でも掛かって暴走する気性難は千八で打つ手なし。 |
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