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3R4R
5R6R
7R8R
9R10R
11R12R

 

 

11Rフォーメーション3連単5→9、3、15、8→

9、3、15、8、6、7 (20点)

3連複5、9−3、15、8、6、7

前開催より前々有利の決着が続けば、全国区レベルのレースでは逃げ先行馬から勝ち馬が生まれるはず。絶好枠がアダになりそうなポートが玉砕覚悟の逃げ。前走が破格のテンの速さだったトーセン、胸を借りる相手で気楽に乗れるノースも譲らない構えをみせれば確実に時計決着。1分10秒台に突入。

バンブーエールは陣営の見極めの悪さが出世を遅らせた。二千のジャパンDダービー、ダービーグランプリを連続2着で判断を鈍らせたとしても、短距離路線に固めたのは翌年の3月でかなり遠回りしたことが否めない。賞金不足で交流戦を使えない苦しいローテーションに悩まされたが、オープン特別4勝でようやくJBCスプリント挑戦までこぎつけた。上がり馬のスマートファルコンをいきなり退けた内容は初重賞制覇と思えぬ貫禄。59キロを背負って2、3、1着の近走で短距離界の王者として君臨し続けている。千二(5011)でコースもクリア済みの条件で負ける姿は浮かばない。

スーニは一貫性のないローテーションが致命的だろう。無敵だった2歳時の勢いはどこにもない。出られる重賞すべてを取りに行って、勝てるレースまでもとりこぼしたという表現が合っている。十分な休みもなく、いきなり芝に挑戦。失敗とわかると59キロを背負うオープン特別を取りにいくがめつさ。その激走の反動とも思える行きっぷりの悪さで勝てるレースの兵庫CSを失った。さらなる距離延長のジャパンDダービーに挑戦して見事なまでの惨敗。前走は相手を褒めるべきだが、デビュー以来最低の体重になって前走以上の状態が望めなくなれば、ますますトーンダウン。これだけ徹底して中距離を使って層の厚い古馬相手のスプリント戦はさすがに厳しい条件。軽量が頼り。

フジノウェーブには年齢的な限界との勝負か。前走は上位2頭と同じ7歳でこちらは2キロ増の斤量としても、割り切れない敗戦となった。射程圏から結局勝ち馬に届かず、ゴール直前には後方から差される始末。ここ2年で1分11秒半ばが壁になっている現実も忘れてはいけない。ひたすら時計がかかるのを待つ。

ヴァンクルタテヤマは絶好調でもコース適性そのものに微妙な相性の悪さが気がかり。昨年も2連勝で挑んだが、残り目十分のペースで逃げてゴール前の失速は明らかに砂と直線の長さが響いている。時計もまったく強調点のないレースレベルの低さ。同日C1が1分13秒3の決着なら、最低でも1分11秒前半が合格点だった。勝ち馬フジノウェーブより0秒9も遅い上がり時計が決定的になって評価を下げた。

リミットレスビッドに上がり目はない。すでに10歳の高齢馬は最近の競馬は着順が良くても着差が大きいが、着差はなくても着順が悪いかのどちらか。全盛期の迫力にほど遠くなったメリハリのない回ってきただけのレースということ。底力を求められれば求められるほど窮地に立たされる。

同じ高齢でもメイショウバトラーはひと味違っている。以前は牡馬相手になるとまったく策のないモロさだったが、前走は見せ場十分の3着でこれまでのように無視できなくなった。気楽に乗れる強みで大胆な騎乗を期待したい。

ノースダンテーは強いというより速いという5連勝。これまで徹底して千六中心のローテーションから統一Gのスプリント戦の挑戦はいかにも壁が高い。行くしかない韋駄天が全国レベル相手の逃げ切り勝ちは到底浮かばない。ひとまず経験の段階。入着があれば上々か。