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8→11、9 11→8 8→11、9、10、14、16、15 11、9→8→ 11、9、10、14、16、15 (10点) 8、11−9、10、14、16、15 長距離重賞としては何とも低調なメンバー。二千以上が未経験なカキツバタ。衰えたルース、ライジング。一気の相手強化で壁にぶち当たりそうなトップ、タケノ、セトノも狙いづらい。息子にお手馬を譲ったセレンは距離も能力比較も申し分ないが、鞍上は苦手大井コースでさらに資質が問われる長距離戦ならば割り引くべき。前走は距離短縮で人気の盲点になったボランタス狙い。 ボランタスの前走はかしわ記念の惨敗で盲点になった。中距離に実績を残していただけに嫌われたが、実績と能力比較で南関東限定の相手では明らかに器の違い。2年前の名古屋グランプリ3着は好調時のヤマトオリオンに先着。昨年の川崎記念はカネヒキリ、フリオーソ、サクセスブロッケンの超エース級相手に5着でボンネビルレコードに先着。JRA通算5勝で実績も実力も兼ね備えているトレード馬が、ひとマクりの圧勝に終わっても驚きはなかった。名古屋グランプリ3着、川崎記念5着、GUの東海S3着、オープン特別のブリリアントS3着は勝ち馬マチカネニホンバレ(GVエルムS勝ち)に0秒5差。これだけ二千以上のスタミナ勝負に実績を残せば、じっくり折り合える外コースで大きく崩れる姿は浮かばない。前走で南関東もうひと花を確信。 地道な経験がようやく実になってきたグラストップガンが、前3走でA級にメドを立てれば手薄な長距離重賞で色気が出る。2年前には極度のスランプだったが、昨年降級をきっかけに再び長い好調期に入った。早くからオープン予備軍としての評価のあった実力馬で、強気の正攻法から一瞬夢をみた大井記念3着がオープン入りを現実的なものにした。いくつかの長い休養を挟んで年齢以上の若さ。間隔を十分に開ければとにかく完全燃焼のタイプなら勢いをそのまま信頼できる。 セレンは乗り替わりがすべてのカギを握っている。徹底した待機策で常にいい脚を使ってきたが、乗り慣れた鞍上でも足の使いどころに悩まされていた癖馬。さらに鞍上の資質が問われる長距離戦となるとますます信頼度が低くなるか。馬自身の能力だけなら相当レベルが高い。初重賞だった東京記念でいきなり2着。交流重賞のダイオライト記念4着は何よりフリオーソに先着。前々走の大井記念勝ちなど、とにかく長距離に良績集中のスピード、スタミナ兼備の距離万能型として完成されている。鞍上のマイナス面を強調か、馬の高い能力を重視か。いずれにしても人気が集中して自ら動くような立場になると妙味はない。 ボランタス、セレンの長距離での強さ、実績は目立つがカキツバタロイヤルの充実ぶりも侮れないだろう。東海からトレードされてすべて掲示板の南関東は(7030)。確かにエリート路線を歩んでいたが、それでもA2までのクラス経験でいきなり初コースの重賞制覇には驚いた。完璧な好位差しで好調ボンネビルレコード、ディアーウィッシュを退けれぱ本物の強さ。距離克服が最大の焦点。 トップフィーリングは長距離向きと思えぬ馬体。トーセンアーチャーは距離に問題ないが、まだまだ絞れる馬体でスタミナ切れの心配。調子を取り戻しても適性がまったくないJRA芝に夢みて自らリズムを狂わせているガナールは、再び時間が必要で54キロの魅力が半減。前走は3角すぎでギブアップとなったルースリンドがはっきり衰え。重賞にも距離にも実績のないタケノショウリュウは早め脱落が確実。
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