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中山裏読み

関東
1R
2R
3R6R
7R11R

関西
11R

 

中山11R馬単11→3、6、5、4

3連単2軸マルチ11、3→6、5、4、10 (24点)

11、6→4、5 (12点)

3連複1軸BOX11−3、6、5、4、10、9

ショウナンマイティの鞍上はコンビ解消の瀬戸際に立っている。ここで再びミスを犯せば間違いなく乗り替わりならばますます力が入るだろう。前々走はスローペースとはいえ、掛かって豪快な瞬発力が不発。前走は必要以上に控える競馬で完全に脚を余した。それでも重賞級のレースで見せ場以上の走り。勝ち馬リベルタスが朝日杯3着、2着ユニバーサルバンクが共同通信杯2着。少なくても3、4着馬が次走暴走したラジオNIKKEI杯よりレベルは高い。ひとつ歯車が噛み合えば必ずクラシックの主役級になる雰囲気十分の好馬体。4戦中3戦で最速上がりの切れ味と徹底した二千路線のスタミナが加われば、GT経験馬比較で記録も貫禄もヒケを取らない。

サダムパテックの前走は敗因を見つけるのに苦労する。確かに掛かり気味の折り合いで終始外を回らされたが、それでも4角射程圏にもかかわらず完全な鋭さ負け。東スポ杯は記録、相手関係など偽りのないレベルの高さだけに一過性のポカとして割り切るべきなのか。精神面の充実、距離克服など乗り越えなければならない課題を本番までにどこまでクリアできるかに焦点が絞られる。秘めた素質はクラシック級であることは間違いないだけに賞金確保している馬の中で一番結果を求められる。

オールアズワンの前走は何とも悔やまれる。直線で不利を受けた馬をわざわざ後ろを2度振り返るという大失態。まともに前だけをみて追っていれば着差からも勝っていた可能性が強まっている。
先週、黛騎手がゴール直前、手綱を引っ張る怠慢騎乗で騎乗停止なら、今回だけでなく昔からゴール直前で追うのを止める安藤勝騎手も処分の対象になっていてもおかしくないだろう。古くはアドマイヤドンのジャパンCダートS。フリートストリートダンサーに差し返されたのは、明らかに勝ちを確信してゴール直前で追うのを止めていた結果の悪夢など、これまで写真判定になりそうな際どい着差では必ず横を見て自分の位置を確認するという"悪癖"は重賞でも数々犯している。もうはっきり鞍上のスタミナ、集中力切れが浮き彫りになっている近況。鞍上のアタリの良さだけでクリアできない瞬発力勝負濃厚のレースでは、馬というより鞍上の限界が近い。

ターゲットマシンの実力は半信半疑。これほど人気になること自体が驚きで、何の強調点もない2戦から評価を上げられない。まずはデビュー戦の査定だが、この馬以外のメンバーがいまだ未勝利という低調さで、4角後方大外から一気差しも当然といえば当然か。前走は約半数が地方からの移籍組。次走走ったすべての馬が連対に絡めなかったことからが決定的なレベルの低さの証となった。とりわけ2着トーセンインディは次走平場500万で惨敗。3着サトノタイガーも平場500万で連対を確保できなかった。2戦2勝のディープ産駒ということだけで売れている典型的な人気先行馬というイメージが強烈に残る。

ギュスターヴクライはダービー1本に絞ってくれば大一番で狙ってみたかったが、ダメージが残りやすい中山挑戦は驚いた。12月から早くも5戦目のローテーションで、差し追い込み馬にはかなりタフになる馬場状態。前走で東京長距離向きの脚質を示せば、王道路線はひとつの博打になる。減っていた馬体を維持できなければ、たとえここ好走でも次はない。

前走は重賞で勝ち馬とほぼ同じ脚色だったデボネアは、世代トップレベルに完成されている。東スポ杯、朝日杯、ホープフルS、若駒Sが世代比較の大きな基準になるトップレベルのレースだが、前走の勝ち馬は東スポ杯、ホープフルSの連続3着で京成杯も価値あるレースとして評価できる。逆にはっきりレースレベルの低さが明らかになっているラジオNIKKEI杯組のウインバリアシオンには妙味がない。一旦マクられて差し返したプレイはここで力試し。未勝利だったとはいえ、ケタ違いの瞬発力で抜け出すまでが速かったトーセンマルスは右回りと急坂克服がカギ。