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東京裏読み

関東
1R
2R
3R4R
5R6R
8R11R

関西
11R

 

東京11R

3連単2軸マルチ9、1→13、12、18、15、3 (30点)

9、13→12、18、15 (18点)

3連複フォーメーション9−1、13、12−

1、13、12、18、15、3、11 (15点)

桜花賞からオークス直行組にとって不安材料は距離だったが、近年はマイラーでも十分に太刀打ちできる傾向が強まっている。
4年前
1着ローブデコルテ、5着ピンクカメオ
3年前
2着エフティマイア、3着レジネッタ、5着オディール
2年前
3着ジェルミナル、5着ディアジーナ
昨年
1着アパパネ、3着アグネスワルツ、4着アニメイトバイオ

オークス後、マイル路線変更する馬がこれだけ多数存在すれば、各馬スタミナ云々のマイナスはなしという前提でいい。桜花賞上位馬が実績的に裏付けがあれば、そのまま結果に直結する強い馬が勝つレース。

マルセリーナの前走は圧巻だった。スタートミスで鞍上が腹をくくったのが奏功。外を回さず、直線は馬群に突っ込んだのが正解だった。他馬が止まって映るほどの瞬発力で圧倒は走るたびに吸収して成長し続けている証でもある。相手のレベルや道中のペースがアップしてポカの多いディープ産駒だったが、この馬は別格だった。着差以上に光るパワーと瞬発力。最速上がりはデビュー以来前々走だけでも、同世代の牝馬の中では最高レベルのイメージがある。後方で掛かる仕草の出た前走で腕力のなくなった鞍上はどこまで耐えられるか。間違いなく馬は一番強いが、掛かる馬で二千以上の距離では最後追えなくなる鞍上が唯一の不安材料。

ホエールキャプチャの前走は内外の差だけ。平均ペースで4角大外ブン回し、あれだけ外を回して勝てる馬はブエナビスタぐらいの能力が備わってないと無理な話。勝てないのは当然の大ロスで、それでも0秒1差まで迫ったことがこの馬の絶対的なパワー、スピード、底力ということ。見るからにマイラーのクロフネ産駒。二千四百のGTではさすがに距離不安が頭をよぎるが、掛かる不安の一切ない折り合い自在のレースセンスの良さに賭ける。

ハブルバブルは前々走の連闘使いがどうにも引っ掛かる。2、3歳時に連闘や中1週で使えば、必ずどこかでスランプ入りする確率が高まる近年の競馬。止まらない馬体減の中でガラリ一変はイメージしにくい。それでもレース内容そのものは桜花賞上位馬とまったく遜色ないことが唯一の救い。前々走0秒2差となった勝ち馬は桜花賞3着でレースレベルに太鼓判。前走の直線行くところ行くところで狭くなって追うのを止めながら0秒6差は逆転可能な着差ということ。前走の馬体でもいい雰囲気だったが、やはり馬体増が理想的。

3頭に割って入るならデビュー以来すべて最速上がりで磨きのかかった瞬発力に特長のアカンサスバウンシーチューン。さらなる上昇余地はアカンサスの方。前走は何度も手前を替えて33秒台の上がり時計突入が成長力そのもの。バウンシーはとにかく馬体増が大前提。総合力を求められると見た目の非力さから苦しくなる。超スローの上がり勝負で台頭する。

クルヴェイグは典型的な人気先行馬。これまで3戦、GTで通用するような実績を残してない。前々走は4角前の反応の悪さで着差以上の完敗。前走は超スローの直線だけの上がり勝負では、いかにも物足りないステップになっている。例年以上のハイレベルな世代で重賞初挑戦は大きなハンデ。

3走前の2着はコース得だったマイネイサベルは大外枠を引いて再現が難しくなった。どう乗ってもワイドラインで壁に当たっている前2走が能力基準。差し追い込み競馬の中で唯一前々で残ったピュアブリーゼは乗り替わりで割り引いた。掛かるシシリアンブリーズはハナを切って完全燃焼。穴馬としてハッピーグラスを一考。前走の伸びそうで伸びなかったのが道悪と納得。気楽に乗れる混戦に強い差し馬で、不利を受けた4走前を除けば負けて0秒6差。