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中山裏読み

関東
9R10R
11R12R

関西
9R10R
11R

WIN5

 

中山11R3連単フォーメーション3→6、9、2→

6、9、2、4、5 (12点)

ルーラーシップは負けない。GTで掲示板連発の実績馬が古馬重賞初対戦の4歳馬より、明らかに現時点の完成度は上。歴史に残る最低レベルの勝ち時計だった前走でも、上がり7ハロンから加速し続けるレースラップ。残り4ハロンは11秒9−11秒4−11秒3−11秒3。全11秒台の極限瞬発力勝負で勝ち馬を上回る最速上がりがGT級を示している。ステップの悪さを軽く跳ね返した末脚は、ひと叩きと57キロの恵まれた斤量でさらに磨きがかかる。

ゲシュタルトは良くも悪くも乗り替わりの刺激は大きい。結局控える競馬で通用するのはGV程度ということ。それでも鞍上は徹底待機で最近は控える競馬に意識しすぎてスタートもまともに出なくなっている。今まで以上のパフォーマンスを発揮するには間違いなく前々競馬で、待ちに待った乗り替わりなら色気十分。休み明けで惨敗した1戦を除けば皐月賞0秒5差を含む中山芝(2002)。無難にこなす道悪で絶対的に先行馬有利のメンバー構成。鞍上のひらめきに期待したい。

古馬重賞が初経験になる4歳2騎の中ではトーセンレーヴに魅力を感じる。ディープ産駒特有のスロー競馬だけの強さを払しょくする前走の見事な差し切り勝ち。大逃げの展開だったとはいえ、時計勝負にメドを立てる勝ち時計は心強い。ナカヤマナイトはどうにも春のイメージが強すぎて横綱相撲の前走でもいぜん半信半疑。千八〜二千がベストの中距離馬で、GT級に上回るほど瞬発力に切れはないというのがこの馬の評価。翌日にタイレコードが出るほどの高速馬場なら数字そのものも減点が必要になるだろう。距離延長と相手強化でルーラーに匹敵する瞬発力を使える姿はまったく浮かばない。

極度のスランプから立ち直れなかったヒカルカザブエはリフレッシュ効果がすべて。押し出される形でハナを切るリッツィースターは単純に相手比較だけで能力を測れない。直後にアルゼンチン共和国杯勝ち、続くジャパンC4着となったトレイルブレイザーに競り勝った前走で過信するのは危険。すべての馬の目標になるスローの瞬発力勝負はあまりにも分が悪い。