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中山裏読み

関東
2R3R
9R10R
11R

関西
1R3R4R9R10R11R

ローカル
10R

 

 

中山11R3連単7→13→5  7→5→13

3連複7、13−5、4

前走の相手がGV程度の低調なレベルから一変するルーラーシップにとってタフなレースになる。かなり外々を回って大マクりから直線半ばで勝負を決めた前走の再現は難しいだろう。もとよりGTでは入着レベルが能力基準。昨年よりある程度の地力強化を計算しても、ウインバリアシオンを圧倒するまでの力量差はない。不良馬場の2戦でいずれも最速上がりという道悪巧者。前走はメンバーNo2より0秒8も上回った数字には凄みさえ感じるほど。馬場が悪化すればするほど安定感を増す。

相手はウインバリアシオンに絞っていい。前走はあくまでやる気のないレースで度外視。向正で先頭から10馬身も後方の位置取り。直線もほぼ追わず回ってきただけの内容なら休み明けらしい試走として割り切れる。極悪馬場だったダービーでオルフェーヴルを上回った瞬発力が象徴的な道悪巧者の証。ルーラーを過剰に意識しすぎなければ、叩き2戦目で一変できる。超スローの極端な上がり勝負になった有馬記念で0秒2差のルーラーより、掛かって我慢できずに向正から大マクりとなったジャパンCの0秒5差の方に価値。

ルーラーの慢性的なスタート難とズブさでウインととともに後方で牽制し合いすぎに波乱が生まれる。先を見据える期待馬より、ここに全力タイプの道悪巧者が台頭してくるだろう。道悪ダービーで見せ場さえなかったトーセンラーは、馬場悪化に策がないか。フェイトフルウォーは馬場に加えて長距離に確かな裏付けがない。前々で攻めて全開になるユニバーサルバンクは、好位差しにこだわる乗り方なら再び手も足も出ない。
酷量を背負い続けてムラのある成績だが、マイネルキッツの勝負どころの反応の良さは年齢ほど衰えてない。久しぶりに恵まれた57キロ、得意の中山、叩き2戦目の理想的なステップなど、これだけ走る条件が揃えばルーラーウインより前で競馬ができる自在型もイメージどおり。逃げ馬の大逃げでペース判断が難しくなることが理想的な流れ。