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東京裏読み
関東
9R10R
11R
関西
9R10R
11R
WIN5

東京11R3連単フォーメーション12、10→12、10、18、11→

12、10、18、11、1、2、3、9 (36点)

3連複フォーメーション12-10、18-

10、18、11、1、2、3、9、6、16 (15点)

2、3日前の予報と違ってかなり雨が強まりそうだ。末脚自慢の人気馬にとってポカ覚悟の悪条件。上滑りする馬場に一番苦労するのがスイートサルサか。とにかく瞬発力頼りに3、1、5、2着。負けても0秒4差という不発なしのレース内容は凄みさえ感じるが、33秒台が当然の切れ者にとって間違いなく道悪は減点材料。さらに一気の距離延長で未知なる二千、ひと息後など数々の試練をクリアしなければならない条件では主役として頼りなくなる。これまでスロー~超スローだけの経験では大きく崩れても驚かない。

中心はデニムアンドルビーでいいだろう。前2走で連続最速上がりでもスイートとは走りが違う。牝馬と思えぬパワー満点の走りは、若干の道悪でへこたれることはないはず。デビュー戦は勝ち馬よりワンテンポ仕掛けの遅れがそのまま結果に直結して脚を余した0秒1差。前々走は直線坂に意外なモタつきを露呈して、再び脚を余して最速上がりの同タイム2着に勝ち馬以上の価値を示している。極め付けは前走だ。加速していく上がりレースラップを後方一気の離れ業で2分1秒台なら重賞級ということ。3角過ぎに行きっぷりが悪くなる幼さを残しての内容だから恐れ入る。じっくり折り合える東京二千はまさにイメージどおり。逃げ馬不在でも同世代牝馬限定ならばスケールの違いでネジ伏せる。

テンシンランマンは逃げ馬不在のメンバー構成で展開の利を強調。位置取りが最悪だった3走前から、瞬発力勝負での分の悪さが明らかになった。前々走も牡馬相手とはいえ、絶好位から鋭さ負けが決定的な証だろう。前走のように直線入口、馬なり先頭が理想の勝ちパターン。随所に見せてきた掛かり癖が唯一の死角で、各馬が雨を意識しすぎて必要以上に控えると折り合いを欠く可能性は高まる。鞍上の捌きに注目したい。

エバーブロッサムの前走はテン乗り、休み明けで必要以上にじっくり乗りすぎた。未勝利並みのラップにもかかわらず徹底待機。4角ブン回す荒っぽさで、ほぼ直線だけの競馬からゴール直後に交わすような脚を使えば世代トップレベル。前々走も勝負どころで追っ付け通しの行きっぷりの悪さから、終わってみれば貫禄の一気差しにも奥の深さが伝わってくる。いずれにしても荒削りでまだまだ上昇余地を残している強さとモロさ同居の未完成な若駒。

セキショウは馬場と展開を味方につけたい。先行抜け出しに好走パターンを固めて崩れなくなった良血馬。はっきり瞬発力に限界を示した前々走で迷いがなくなれば、絶対的に前々有利になるメンバー構成で崩れる姿は浮かばない。ハナを切ればさらなるしぶとさ発揮となる逃げ気性の可能性。

デビュー戦ほど凄みを感じなくなったイリュミナンスはスピード感のない瞬発力で距離延長、道悪なら少なくても前走より条件はいい。ナンヨーユナは距離克服済みが強調点で混戦に強さ。エクスパーシヴの前走は展開と枠順に恵まれた内容ならば、前々走で馬場の悪いコース取りながら追い比べで上位馬に見劣らなかったグッドレインボーの残り目。