２→７、12、６、14、４、９、３

２－７、４、６－

７、４、６、12、14、９、３、13　(18点)

カレンブラックヒルの前走は案の定ダート替わりで惨敗した。芝、ダート兼用が通用しないのが近年の競馬。兼用馬が通用したのは芝で上がり34秒台が鬼脚だった頃の時代。芝馬がいきなりダートＧⅠに挑戦していい結果になることは相当確率が低かった。それでも鞍上はダートが敗因ではなく、スタートが敗因という不可解ないいわけ。的確なレース分析をできないことが長年、鞍上がくすぶり続けた要因だろう。いずれにしても本質ハナを切って完全燃焼の馬を控える競馬に徹すれば必ず壁は近くなる。なぜかスローになって逃げ馬有利となったＮＨＫマイルＣや最後12秒２のラップでも後方から差しこまれなかった毎日王冠など、展開に恵まれた重賞２勝。前々走ははっきり距離の限界ならば、ある程度流れるここで真価を問いたい。いぜんとして一流マイラーの面影は感じられない。

クラレントは得意の京都で重賞連勝が狙える。４走前に完全に吹っ切れて本格化したマイラーで、休養明け後は負けても０秒３、０秒２、０秒３差という完璧に近い実績を残している。11秒２－11秒０－11秒３の極限の上がりレースラップを差し切った前走がさらなるステージにレベルアップした証。控えすぎた前々走を教訓に前のカレンだけを意識して力勝負に持ち込みたい。

マジック連発の鞍上配置となったファイナルフォームは心強い。以前のような切れ者というイメージは薄らいだが、それでも走るたびに自己ベスト更新の勢いは侮れない。距離とコースとテッポーに良績集中のダノンシャーク。年齢的にも叩き２戦目のここで競走馬としての価値が問われるダノンヨーヨー。地味な良化だが大型馬の叩き３戦目で時計短縮の計算可能なサンレイレーザーなど伏兵多数。