14、4、5→14、4、5、3、10→
14、4、5、3、10、7 (48点)
14-4、5、3-
4、5、3、10、7、15、18、11 (18点)
サダムパテックはごく普通に圧勝可能な力関係だ。レコード決着となった昨年の安田記念でも58キロを背負って0秒7差。距離長めだった天皇賞秋では見せ場十分の0秒6差に踏ん張れば、格落ちの相手に無様な競馬にならないだろう。ワールドクラスの前走で直線半ばでモタつきながら0秒5差のGⅠ馬。テッポー、コース、距離に実績を残した条件でポカがあるとすれば、ようやく軌道に乗り始めたところに欲を出して海外遠征まで手を出した反動ということで割り切るしかない。いずれにしても前3走でもこだわった道中ラチ沿いのコース取りがひとつのカギ。
スローペース依存症が蔓延する近年には絶好の脚質。先行~差し競馬に好走パターンを固めて奏功したのがトウケイヘイローだ。10秒台が含まれる上がりレースラップを前々からマクりを決めた前々走や、平均ペースの流れでなぜか縦長になる特異な流れを強気の積極策で凌いだ前走など、とにかく展開の利が続いている。絶好枠を引いて得意の距離でワンサイドも計算できるレース巧者だが、雨が強く降り始めた時点で危険な人気馬となる。
何度乗っても馬の特性を理解してないサンカルロは人気になってポカの連続。鞍上とのコンビ間に限界を示しながら乗り替わりがなければ狙いづらい。勝負どころから直線までラチから離れれば離れるほどいい脚が一瞬で終わるタイプ。いくら手ごたえが良くてもごちゃつきそうな流れでも内々で我慢しなければならないのは今までのレース戦績が物語っている。前走も最速上がりとはいえ、数字ほど凄みを感じなかったのが現実で、人馬ともに勝負弱さが決定的な減点材料。
雨に弱いが良馬場なら混戦に強いガルボの出番か。重賞3勝、2着3回の実力馬が56キロで挑める恵まれた条件。理想的な内枠を引いて負けても0秒7差という絶対的に自信のある距離で確信に変わる。同型揃いで確たる裏付けのない距離ならば、テイエムオオタカは底力が問われる一戦になる。ここ2戦は超スローの瞬発力勝負だからこそ耐えただけのトライアンフマーチは距離短縮が単純に喜べない。極度のズブさがそのまま結果につながってスランプ入りしたレオアクティブ、年齢的に劇的な変身が望めないオセアニアボス、どんな流れでも最後方まで下げて直線入口でブン回す素人乗りを繰り返すフラガラッハなどの追い込み馬は雨を待つしかない。 |