10-1、3、5
ラブリーデイは得意の距離でオープン特別になれば話は別。前々走で距離の限界が示されても、背伸びして使った前走はただ回ってきただけ。前々走は完璧な位置取りと折り合いで見せ場なし。前走はスローで着差がなかっただけ。直線で伸びかかることのなかった0秒5差は着差以上の完敗だった。GⅠメンバーの中でも目立っていた好馬体で体調そのものに狂いはない。二千(121102)と斤量57キロで簡単に修正してくる。
グランデッツァの弱点は瞬発力勝負そのもの。単なる直線だけの勝負弱さは上がり33秒台の未経験が物語っている。前々走が象徴的だ。手応えは勝ち馬より上回っていたが、超スローの追い比べでメンバーNo13の上がり時計からまさかの馬券圏外。京都ではやった大逃げを待つか、自らペースを握るような展開にならない限り、いつまでも脇役の評価が続く。
エアソミュールは軽視できない。昨年のこのレースで重賞初勝利から人生プランが変わった上がり馬。それまで掲示板確保が目標だった格下馬が、これまで3戦連続でGⅡ3着。5勝の千八から微妙な距離延長で結果を残しているだけに価値がある。休み明け(302110)の仕上がり早で何より阪神(302101)のコース適性の高さは強調点。
京都記念は前日の1000万二千四より5ハロン通過が0秒8も遅く、新潟大賞典は未勝利並みの超スローのラップならば、着差はなくて当然。いずれも絶対的な前々有利の流れでは、差し切れなかったレッドデイヴィス、クランモンタナの評価はむしろ下降気味。狙うなら慣れない左回りでぎこちなかったアズマシャトルぐらいか。 |