9-6、8、4、2、11、3
9⇒6、8、4 6⇒9、8、4
突然のスランプ入りからようやく復活の兆しがうかがえるミヤジタイガの勢いが脅威。もとより弥生賞2着、古馬オープン特別勝ちの実力馬。大きくなりすぎた体調管理の不備で約1年半勝ち鞍はないが、絞れてきた前走で3度目の2分0秒台を復活のシグナルとして注目できる。さらに初の上がり33秒台突入。単調な先行押し切り型の不器用なタイプが超スローの瞬発力勝負にメドを立てたことも大きな自信になる。二千より千八。モマれる不安のない少頭数競馬など条件はさらに好転。
ラングレーの前走は直線捌くのに苦労。前がクリアになるのに時間かかったのが致命傷になった0秒3差だった。道中は掛かり気味、時計を求められるハイレベルなレースだったことも敗因のひとつで、以前から評価が徐々に下り坂になっていることも否めなくなってきただけにここが正念場だ。単純な上がり競馬こそ、この馬の活躍の舞台。極端な時計勝負にならない阪神で盛り返したい。
マテンロウボスの前走は直線で捌きやすい流れだったとはいえ、鞍上の馬群嫌い、馬群下手は周知のとおり。差し追い込み馬とのコンビではどんな流れ、どんな馬でも4角大外が唯一の好走パターンの鞍上なら納得するしかない惨敗か。前2走はともに掛かり気味の折り合いから距離に活路を見出すことも可能だが、本質は鞍上との相性が限界ということ。一変しても再び惨敗でも驚かない。
良績のなかった千六と苦手意識が否めなかった京都で結果を残したレインフォールは昇級戦で真価を問う。確かに前走は展開に恵まれすぎた。1頭の大逃げで必要以上に後方集団が控えた事実。第二集団の先頭から粘り込んでだけの平凡な内容は上がり時計にも示されている。勝ち鞍のない阪神とはいえ、千六よりレースがしやすくなる距離なら展開ひとつ。 |