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札幌裏読み関東
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札幌11R

3連単フォーメーション7、9⇔7、9、14、5、12⇔

7、9、14、5、12、11、1 (86点)

ラストインパクトは長距離で結果を残したが、やはり中距離、二千がしっくりくる。何より二千のレコードホルダー。現在1分58秒台を連発しているスピードは時計が求められる極限の時計勝負で強さを発揮できる。良馬場の千八~二千二(521101)。負けらしい負けは0秒4差だったデビュー3戦目のしらさぎ賞6着だけ。馬券を外した4着時でも着差は0秒1差。小倉(200001)と休み明け(101101)で小回りコースとテッポーOKと判断すると、ほぼ完璧に近い。例年より軽い洋芝もイメージどおり。

ステラウインドは休み明けこそ走る使い減りするタイプだが、走る条件は揃っている。意外な小回り巧者。前走も他馬よりワンテンポ遅れた仕掛けで自身初の最速上がりから0秒2差に中身の濃さがうかがえる。東京オンリーのイメージが強いが、鞍上の意のままに動ける自在性兼備。函館記念3着からも洋芝適性の高さが示されている。上がり33秒台連発している現在の札幌も悪くない。

ラキシスの評価が定まらないのが現状。極悪馬場となった前々走の快勝は見事だが、前走は稍重に近い良馬場で不発は理解に苦しむ。極端な上がり勝負に裏付けがないとはいえ、前走の上位7頭のレベルが高すぎたとは思えず、前々走はやはりキズナ以下のレベルが低すぎたと評価を固めるが妥当だろう。牡馬混合、良馬場で総合力を求められると前走がごく普通の走り。小回りとなるとさらなる試練が待ち受けている。まずは時計勝負にメドを立てたい。

トーホウジャッカルは真価が問われるレースになる。ケタ違いの時計で制した菊花賞でも、走った馬のその後は散々。当初走った反動と思われたが、他馬はいまだ凡走の繰り返しならば、むしろ世代レベルの低さが問われ始めてきた。同日500万より5ハロン通過で0秒1だけ速く、時計はわずか0秒4だけ上回った宝塚記念はまさに泥試合。1000万に届かない数字のGⅠには価値を見出せないのが現実で、平凡な上がりレースラップだからこそ0秒3差まで迫れたということ。ここでさらなる上積みは計算しづらい。

ディサイファは乗り替わりなしで狙い目なし。前走も外差しが利かぬ馬場でロスなく乗ろうとする頭のない鞍上。相変わらず馬群で追えぬ鞍上では小回りコース替わりに強調点がない。トウケイ以外はすべて控えるスロー、または勝負どころからのマクり合いで外々を回っては策がない。本来ならば勝てる能力があるが納得の見限り。

54キロから3キロ増の斤量となるダービーフィズより、1キロ増のハギノハイブリッドに魅力を感じる。菊花賞後の不振は他馬と同じだが、好走したレースが稍重に近かった良馬場の3走前と洋芝の前走ならば、北海道こそベストに近いコース設定か。いずれにしても好位差しを決めた前走がいい刺激。二千(120002)以上に距離適性も高い。

トウケイヘイローの狙い目は難しい。前走が鞍上との相性の悪さそのもの。海外遠征で完全にリズムの狂った典型的な海外スランプ馬としても、残れるラップで惨敗した前走から一変する姿が浮かばない。

ダービーフィズは評価を下げるしかない。使い詰めで前走の激走から3キロ増の斤量。さらに止まらない馬体減の中で出走に踏み切った理由が見当たらない。これまで連続の連対がないという一戦必殺型は人気になって妙味なし。