1、12⇔1、12、8、2⇔
1、12、8、2、14、15、4 (68点)
直線だけで突き放されたデビューからイメージ一新の2連勝。メートルダールは衝撃的なデビュー戦を飾った姉アールブリュット以上に完成するまでが早い。とにかく圧巻の瞬発力。前々走は直線で逆手前ながら唯一の上がり34秒台で完封勝ち。前走はササるのを矯正しながらの追いづらさにもかかわらず、直線入口の7、8馬身差から坂下で先頭に立つ凄さ。何より前々走は上がりレースラップがすべて11秒台、前走がラスト2ハロンが同ラップの11秒6だから恐れ入る。うまく立ち回った2着馬はオープン特別3着、重賞2番人気のヒプノティストならフロック駆けの可能性はますます低くなるだろう。いずれにしても順調なローテーションで確かな持ち時計と瞬発力。すでに中山二千も経験済みではここで無敵の存在。
ウムブルフは強さとモロさ同居でも、走ってきた相手がどうにも軽かったか。デビュー戦の勝ち馬は勝ち上がった後も500万2着が最高。前々走の勝ち馬は先週の牝馬限定の重賞で掲示板も外している。前走の2着馬は次走惨敗では強調点を見つけるのに苦労する。父、鞍上、厩舎、馬主のセットで実力以上の人気になれば妙味はますます薄れていく。デビュー戦同様にスタート直後に行きたがる折り合いがすべてのカギを握る。
過去10年の良馬場限定でズバ抜けて勝ち時計の遅い東スポ杯。前日の古馬500万より1秒以上も勝ち時計の遅いホープフルS。それぞれに出走したマイネルラフレシア、ブレイブスマッシュは着差ほど価値のない前走内容でひとまず評価を下げた。マイネルは中山コース替わりが唯一の救い。世代トップレベルとは明らかに瞬発力に格差があって、直線短いコースで本領。ブレイブはロスのない立ち回りで上がり35秒を切れないもどかしさ。経験レベル以下の内容ではマイラー評価が妥当か。 |