14⇒4、2、6、3、11、12、5
ひとつひとつの課題をクリアしていくアスカノロマンは、5歳以上の成長力を感じさせる。走るたびにGⅠ制覇へ一歩ずつ近づいているムード。これまで57キロで勝ち鞍がなく、初の58キロとなった前走は終始勝ち馬の目標になりながら0秒1差。イメージ以上の地力強化で改めて前々走のフェブラリーS3着はフロック駆けでないことが裏付けられた。阪神(020001)から京都(420202)のベストコースへ、二千以上で(011000)ならば千九(100001)は数字以上に適性は高いということ。天敵アウォーディー回避で勝たなければならないレースになった。
ロワジャルダンは重賞ホルダーといっても不良馬場で展開的にも恵まれたレースだったことが否めない。ダート1勝のダノンリバティが1番人気になるようなメンバー。本格化前のアスカノロマンや年齢的な衰えが顕著になっていたローマンレジェンドに完封で、強烈なインパクトを残すほどの価値はない。良馬場では入着ラインで一進一退が現状の能力分布図。大きく崩れないが、着差以上の完敗が続いて勝ち負けとなるとどこか壁を感じる。初コースの前走よりわずかに条件好転だけでは刺激が足りない。
ドコフクカゼの前走は超ハイペースを早めの大マクり。へぐりに近い乗り方で悲観することはないが、それでも得意の東京(400120)で結果を出せなかったことは事実。苦手意識を感じさせる京都(120003)に加えて千九(000002)の微妙な距離ということは、二千以上(530311)で数字以上に走ってないことが伝わるはず。乗り替わりの刺激だけが頼り。
安定した先行力に特徴があったクリソライトが前走で思わぬ苦戦。スタート直後に押してもまったく行き脚のつかない行きっぷりの悪さは斤量か、JRA馬場なのか、休み明けが響いたのか。原因は不可解だが、どのみち同じような条件でいきなりの復活は望み薄。現状ではハナを切らないと手も足も出ない。
突然のJRA挑戦には驚きだが、アムールブリエは地方交流で結果を残してきたパワー型。時計も上がりも求められる条件ではさすがに牡馬と牝馬の差が出るだろう。前走も逃げ馬より手応えが劣るという行きっぷりの悪さで勝ち上がったのが底力だが、1600万を勝ち上がってからJRA馬場を離れていた経験不足は大きな減点材料になる。早めに動いて力試し。
時計とある程度の瞬発力が求められるJRA馬場では入着ラインがひとつの限界。クリノスターオーの前走は斤量だけが敗因ではない。同日未勝利と5ハロン通過が同タイムという考えられない超スローで残れなかったのが適性の低さの表れ。ホームコースである京都(410031)にコース替わりでも凄みも怖さも感じない。 |