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東京11R推奨レース

3連単1着BOX14⇒11、13、12、10、6、4

3連複フォーメーション14-11、13、12-

11、13、12、10、6、4、7、1 (18点)

派手な勝ちっぷりを経験したエリート馬、好調馬が揃った。中でもグレンツェントは歴代の勝ち馬と比べても遜色ない戦績を残している。芝デビューで結果的に人気を裏切ったが、それでも上がり33秒台に素質の片鱗。2戦目は早くも路線変更。4角で大きく膨れて完全なるギブアップの若さを露呈したが、そこから常識外の差し切り勝ち。終わってみれば加速する上がりレースラップの完封劇で出世を確約させている。3走前は直線入口で先頭から8、9馬身差近くあったが、残り100であっさり交わす豪脚はさらなるインパクトからも、前々走は時計勝負への戸惑いだったと割り切れる。少しじっくり構えすぎて4角前に置かれ気味になったことが誤算。勝負が決まった頃にエンジン全開で3戦連続の最速上がりなら納得の0秒3差だった。連続の最速上がりの記録は止まったが、驚愕の数字を叩き出した前走こそが本当の姿ということ。同日1600万と同タイム、0秒1だけ劣ったレース上がり時計など、軽くGⅠレベルでいぜんとして走るたびに成長し続ける3歳馬の勢いは止まりそうにない。内容的にも古馬の風格。残り100で2着馬に並ばれてから二の足を使って振り切れば、ここでもどう勝つかが焦点になっていい。

前走は逃げ馬の大駆けで取りこぼしたとしても、ゴールドドリームはここで改めて真価を問われるレースになった。デビューから3戦連続の最速上がりの瞬発力型がまさかの淡泊な負け方。地方馬場、小回りなど数々の試練があったとはいえ、3角でギブアップの内容では納得しづらい。さらに前々走は同日フェブラリーSがレコード決着の高速馬場にもかかわらず、同日未勝利よりわずか0秒4だけ上回った勝ち時計に強調点が見出せない。姉グリューネヴォッヘは短すぎた好調期、全姉ファンシーミューズは完全なる早熟型。血統的にも嫌な材料が揃っている。

ストロングバローズはこれまでの中で一番インパクトが強いのがデビュー戦だった。時計そのものは平凡だが、残り350まで仕掛けを我慢して追い出すと芝並みの加速ラップ12秒5-12秒0-11秒9で突き抜けた。その後、一進一退のレースぶりからも見え隠れしてくる逃げか、番手ベストの先行気質。前走が最速上がりで差し切り勝ちでも、同じ上がり時計が3頭横並び。道中、ロスなく立ち回れた内々我慢が奏功となれば、控えて外々を回らされた際にポカの再発があっても驚かないだろう。ハナにこだわる馬不在。とにかく逃げにこだわってデビュー戦の再現を狙いたい。

乗り替わりで人気を落とせばクインズサターンは妙味がある。ブリンカーと馬体成長で明らかに3走前までとは別馬のようなスケールの違いを感じさせている。前々走はメンバー中、上がり36秒台がわずか3頭で、ゴール直後に勝ち馬を交わして脚を余した2着。前走は上がり36秒台がメンバー中2頭だけで最速上がりの36秒4に凄み。前走の時計がそのままここの良馬場限定の千六持ち時計No1になれば、重賞やオープン特別の経験がなくても互角以上の手応えは自然な感覚だろう。もとよりデビュー2戦連続で最速上がりの瞬発力型が理想的な成長過程。母母のきょうだいにロードクロノスレディミューズトレジャーのいるシンコウラブリイ一族で血統的な下地を確か。

意外性ならピットボスか。500万勝ちまで時間のかかった反エリートでも地味な成長ながら確実に一歩ずつスケールアップしている成長過程は見逃せない。デビュー2戦は芝でまったく見せ場なく、ダート替わりで初勝利。残り1ハロンで先頭に立ってからもギリギリ凌いだ程度の勝ちっぷりは褒められるような内容ではなかった馬が前2走の変身ぶりに驚く。当初上がり38秒で壁になっていたジリっぽさがイメージ一新の瞬発力型へ変身した。前々走は同日古馬オープンにわずか0秒1劣るだけの勝ち時計で古馬オープン2着に相当する数字。残り100で完全に差し込んだが、結果盛り返された惜敗ならば前走の圧勝劇も当然の結果だった。奇襲策の2着馬を早めに追いかけて一騎討ちからメンバー唯一の上がり37秒台で2戦連続の最速上がりに本格化をにおわせる。千八で超ハイペース経験済みは大きな強み。