６⇒12、14、５、４、１⇒

12、14、５、４、１、10、２、13　(35点)

６－12、14、５－

12、14、５、４、１、10、２、13　(18点)

単純な時計比較では少差でも、モンドキャンノは頭ひとつ以上は抜けている。完璧な好位差しから抜群な反応の瞬発力。軽くしごいただけから残り100で先頭、そこから教育的なムチ１発でさらなる伸びの完封劇に完成度と能力の高さが示されている。メンバーＮｏ２の上がり時計に０秒３も上回った最速上がりの数字や３着馬に０秒５差を余裕残しならば、１分９秒前後を確約。

タイムトリップは着差以上の強さに感服。同日1600万と比較すると中身の濃さがうかがえる。1600万より前半３ハロン０秒５速く、４ハロン同タイムで逃げ切り勝ち。３着馬が残り１ハロンで並びかけるとひと伸びして残り100でさらに引き離した。２着馬を猛追を凌いで差し追い込み競馬を凌いだ内容に秘めた能力を感じさせる。力試し。

レヴァンテライオンの前走は直線入口で行き場を失うギブアップ状態の展開にはまってしまったが、そこから外に出して実質残り150だけで差し切った瞬発力は強烈なインパクト。３着馬に楽々先着の０秒５差、２着馬は次走人気通りの圧勝劇ならば、重賞通用の裏付けもあるということ。いずれにしても真価が問われる未知なる良馬場の時計勝負だが、スタートセンスと立ち回りのうまさで大きな減点にはならない。

ドゥモワゼルは嫌な癖がついたか。デビュー戦も出遅れから二の足を使ってハナを切れたが、前走は強引すぎるマクり競馬。慢性的なスタート下手はレベルが上がるほど致命傷になる悪癖で、かなり外々を回らされても最後流して楽勝した前走はメンバーに恵まれたことも否めない。まずは乗り替わりでスタートを決めたい。

意外性ならばネコワールドだろう。前走は同日古馬500万より５ハロン通過がわずか０秒５遅いという超ハイペース。それでも逃げ馬を徹底マークからメンバー上がり時計Ｎｏ４。３着馬に１秒８差のぶっち切り勝ちの絶対スピードは芝でも侮れない。失うものは何もない芝挑戦。絶交枠を引いたツキも活かしたい。