14⇒５、13、11、10、７、８

５、13、11⇒14⇒

５、13、11、10、７、８、３、９　(21点)

14－５、13、11－

５、13、11、10、７、８、３、９　(18点)

14⇒５、13、11、10、７、８、３、９

５、13、11、10⇒14

絶好の良馬場で走った馬が少なく、時計で簡単に比較できない難しさはあるが、それでもＧⅠを見据えた良血、期待馬が終結したことは間違いない。中でもトーセンブレスの前走は一番インパクトがある強さだった。出遅れで３角前にほぼギブアップの位置取り。そこから一気に仕掛けて大マクりから直線入口で先頭から７、８馬身差まで追い上げると残り100で楽々先頭。同時に流し始める大楽勝は数字からも圧倒される。最速上がりとなった34秒０は当日のすべてのレース、1000万の芝千二を含めた上がり時計でも最速だから恐れ入る。馬場を考慮しても、加速する上がりレースラップで流してラスト11秒６は驚異的。唯一の死角だった鞍上が乗り替われば鬼に金棒状態。すでにどう勝って次走につなげるかに注目している。

ラッキーライラックの前走は着差ほど中身が濃くないだろう。２、３着馬が２戦目を使ってないとはいえ、いまだこの馬以外に勝ち上がった馬不在が新潟新馬のレベルの低さを物語る。道中13秒台２連発があるから、上がりレースラップ11秒９－10秒５－11秒０の破格の数字になったと割り切ることが得策ということ。直線坂コースで減点、道悪でさらなる減点の瞬発力型にとってひとまず試練のレース。

ダノングレースの前走も過大評価しすぎか。１番人気の２着馬を終始意識。２着馬が通ったコースをそのままなぞって直線は抜け出してきた。残り１ハロンに立って勝ちパターンに持ち込んだ２着馬を残り50で難なく差し切った内容は見事だが、目標を絞り込んでレースがしやすかったことも事実。２着馬は休養中だが、勝ち上がったのが４着馬だけでいぜん微妙なレースレベル。トーセンと同じく加速する上がりレースラップでもラストの数字も物足りない。

グランドピルエットは人気に応えたデビュー勝ちだが、正直拍子抜けした。圧倒的に支配していた追い切りとは裏腹にカナロア産駒らしい馬体もなく、まだまだ成長途上で良化余地に課題を残したこと。レースでは手応えほど２着馬を突き放せなかったことがどうにも引っかかる。牡馬相手に稍重だったことを割り引いても、強調点を見出せない平凡すぎる数字が並ぶ。相手変わらずタフネスぶりがうかがえる追い切り連発で体調そのものは悪くないだけに馬場悪化を待つしかないか。