2、5⇒2、5、6、1、3⇒
2、5、6、1、3、8、13 (42点)
2-5、6、1-
5、6、1、3、8、13、12、15 (18点)
2⇒5、6、1、3、8、13、12
5⇒2、6、1、3、8、13、12
たとえダノンプレミアムが出走してもワグネリアンが本命だった。それぐらい手応え、見どころのあった弥生賞ということ。仕掛けの遅れはどうにもペース音痴らしい鞍上の大へぐりとして割り切るべき。未勝利並みのラップで最悪な位置取り。3角過ぎにはほぼギブアップ決定という後手後手の競馬で、何よりダノンをまったく意識せず、立ち回ったことは驚きしかなかった。仮想皐月賞としては何の収穫もなし。馬の試走というより、鞍上の試走ムードだったが、逆説的には勝ちを意識した立ち回りならレベルの高かった前走以上のパフォーマンスが可能になるということ。ダノン回避でマーク屋の鞍上がマークミスだけが唯一の死角になる。
何年か1度に極限の時計勝負となる皐月賞はマイラーのスピード型の台頭になるが、天気悪化である程度のスタミナが求められることが確定的となってある程度のスタミナが必要になって弥生賞の結果を重視すべき。
過去10年でハイレベルだった弥生賞2分1秒台以下の決着は6回。
弥生賞
08年
1着マイネルチャールズ⇒皐月賞1番人気3着
2着ブラックシェル ⇒皐月賞2番人気6着
3着タケミカヅチ ⇒皐月賞6番人気2着
4着キャプテントゥーレ ⇒皐月賞7番人気1着
5着テラノファントム ⇒不出走
11年
1着サダムパテック ⇒皐月賞1番人気2着
2着プレイ ⇒皐月賞8番人気9着
3着デボネア ⇒皐月賞14番人気4着
4着ショウナンマイティ⇒不出走
5着アッパーイースト ⇒不出走
13年
1着カミノタサハラ ⇒皐月賞4番人気4着
2着ミヤジタイガ ⇒皐月賞11番人気16着
3着コディーノ ⇒皐月賞3番人気3着
4着エピファネイア ⇒皐月賞2番人気2着
5着キズナ ⇒不出走
14年
1着トゥザワールド ⇒皐月賞1番人気2着
2着ワンアンドオンリー⇒皐月賞4番人気4着
3着アデイインザライフ⇒皐月賞9番人気16着
4着エアアンセム ⇒不出走
5着キングズオブザサン⇒皐月賞11番人気15着
15年
1着サトノクラウン ⇒皐月賞1番人気6着
2着ブライトエンブム ⇒皐月賞6番人気4着
3着タガノエスプレッソ⇒皐月賞12番人気13着
4着グァンチャーレ ⇒不出走
5着トーセンバジル ⇒不出走
16年
1着マカヒキ ⇒皐月賞3番人気2着
2着リオンディーズ ⇒皐月賞2人気5着(4降着)
3着エアスピネル ⇒皐月賞4番人気4着
4着タイセイサミット ⇒不出走
5着アドマイヤエイカン⇒不出走
ハイレベルな弥生賞好走して皐月賞でも人気になった馬は結果を残す確率が格段に上がることがうかがえる。今年の弥生賞は過去10年で勝ち時計No2タイ、レースの上がり時計は断トツのNo1。今年の皐月賞は弥生賞=皐月賞。直結すると確信している。
キタノコマンドールは人気先行のイメージを前走で払拭した。圧巻の好時計勝ち。着差よりも注目は上がり時計。とにかく上がりNo2より0秒7も速かった最速上がりは異次元の数字だから恐れ入る。軽く古馬オープンレベル。前日の1600万二千二の勝ち馬は青葉賞2着のベストアプローチ、2着が菊花賞3着ポポカテペトル。そのレースより5ハロン通過が2秒6も速いラップ、レースの上がり時計はわずか0秒6だけ遅く、2秒3も速い勝ち時計比較からもはっきりと超ハイレベルレースと裏付けられた。必要以上の待機策から勝負どころから動くマクり競馬。それも11秒0が含まれる上がりレースラップを差し切り勝ちに凄みが伝わるはず。懸念されるのはキャリア不足のためにいつも通りの平常心でスタート即大歓声に耐えられるかどうか。馬体の雰囲気はディープ産駒特有の超エリートというムードがある。
ハナを切れば勝率10割。逃げたレースの上がり時計はメンバーNo2、2、3。瞬発力も兼備の逃げ馬アイトーンの実力は少なくても世代トップレベルの位置づけがしっくりくる。フロック駆けと思えぬ前走の独走劇で、翌日の1600万よりわずかに遅いラップにもかかわらずレースの上がりは同タイム、勝ち時計は上回ったことが一流の証。単純に展開に恵まれたわけでもなく、力でネジ伏せたことが表れているだろう。その1600万の勝ち馬は8戦4勝、馬券率10割のアドマイヤロブソンだけにさらなる価値を見出せる。
京都2歳S、ホープフルSがいくら低レベルといってもタイムフライヤーが一気に人気急落なら妙味が出てくる。6戦中4度の最速上がり、2度のメンバーNo2の上がり時計で、少なくても瞬発力そのものに陰りはない。決め打ちの徹底待機で取りこぼした前走など、乗り方ひとつでイメージが変わりそうな成長途上の3歳馬。大一番での乗り替わり、久しぶりの最速上がりは変身のきっかけになっても驚かない好条件であることは間違いない。前走で時計勝負にひとつのメド。稍重、重(200000)。すでに経験済みの中山二千(100000)。3走前まで好位差しを決めていただけに内々で死んだふりからの切れ味勝負で金星か。
ステルヴィオは前走で千六までのマイラーとして評価を固めた。過去10年比較ではNo3となる勝ち時計でも、レースの上がり時計はワースト1。同日の未勝利より5ハロン通過がわずか0秒6だけ速い程度のラップにもかかわらず、上がりレースラップは同タイムなら、価値を下げるしかないだろう。何より最後のレースラップは11秒8という平凡さ。同日の古馬500万二千も同じような減速なしの上がりレースラップだが、最後は11秒7-11秒7でまとめたことからも、高く見積もっても500~1000万レベルだったことは否めない。カナロア産駒の二千以上が大きな壁。この馬でも打破するのは難しいか。あくまではまった際のワイドラインまで。
ジャンダルムが2着ワグネリアンに逆転する姿はイメージ的にも計算上も成り立たない。それぐらい前走の敗戦は完敗だった。逃げ馬がぶっち切ってもおかしくなかった超スローを絶好位から追い比べにもかかわらず、勝ち馬には引き離されて、後方からの2着馬に差し切られたことは致命的な瞬発力不足を示している。太め残りだった馬体が絞れていただけに、ほぼ万全な態勢の競り負けは着順、着差以上の能力格差ということ。前2走は最速上がりよりそれぞれ0秒7、0秒4も遅い上がり時計。太刀打ちするには、道悪だけが頼りか。未知数でもひたすら馬場悪化を待つしかない。
1000万、1600万のトライアルが連発している中で、共同通信杯は完全なる500万レベル。同日の500万より5ハロン通過が0秒5遅く、レースの上がり時計は0秒3だけ速く、勝ち時計は0秒3も劣った。高く見積もってようやく500万レベルだったオウケンムーンはひとまず経験レベルがごく普通の見解だろう。いずれにしても数字的な裏付けのない上がり馬が休み明けのぶっつけ本番となった時点で叩き台確定。稍重のデビュー戦で最速上がりから、雨予報が唯一の救い。
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