7、1⇔7、1、3、8⇒7、1、3、8、2、11 (40点)
7、1-3、8、2、11、6
7⇔1、3、8、2、11、6 1⇒3、8、2
海外、ナイターなど初ものづくし。レイデオロの前走はまったく力を出し切れずに終わっている。今までにない折り合い難がすべてを物語るだろう。3角までに何度も頭を上げる仕草が出るほど引っ掛かる悪癖を露呈。結局、絶対的に前々有利な流れとなって逃げ先行馬以外の馬は手も足も出ない前残りを許した。4角の隊列がそのまま着差に直結したことからも、おそらく超がつくスロー。納得の0秒8差、1頭だけでも前の馬を交わしたことに価値を見出すとして割り切るしかない。いずれにしても古馬になって勝ち鞍がないのも事実。3歳で燃え尽き症候群になりやすい厩舎独特の流れになっている嫌なムードをここで断ち切れるかどうかで今後の勢いが違ってくる。海外帰りの休み明けとはいえ、勝つことだけが求められる重要な一戦。相手は浮き沈みが激しいロートル、またはGⅢ程度のレベル。すでに勝負付けが済んでいるアルアインにも本来ならば負けることは許されない。
そのアルアインは海外帰りだけが唯一の不安材料だろう。皐月賞制覇から勝ち切れないが、京都記念ではレイデオロに時計も上がり時計も上回って、前走はタンビュライトに楽々先着した。セントライト記念で追い負けたミッキースワローにも圧倒したことで、以前の凄みを完全に取り戻している。前走は勝ち馬をマンマーク。直線の追い比べで一瞬にして置かれた完敗をどう評価するか。体型的には千六~二千がベターという評価は昨年から変わりなく、時計を求められるような馬場と流れになって真価が問われる。
タンビュライトは過渡期を迎えた。乗り替わりでは足りない刺激がほしい。結局、昨年より1秒4も遅い勝ち時計だったAJCCのみの重賞勝ちはいかにも寂しい。3走前は時計勝負の弱さを露呈して、前走はある程度のパワー勝負でもモロさが出た。直線入口で早々にズブズブになった前々走が世界レベルには到底及ばぬ能力基準、無謀な挑戦だったことがはっきり示されたことも追い打ち。中山(102000)、休み明け(110102)でも距離が前走と同じでは驚くような一変は期待できないか。最近は走るたびに千八以下ベターなイメージが強まっていく。
瞬発力勝負で弱さを抱えるガンコは鞍上の腕が問われるレースになった。今年大ブレークの鞍上は以前のような頼りないイメージから脱却し始めたが、素直に評価ができないのが現実。マイネルミラノの大逃げとなるとペース配分が難しく、抑えすぎるとレイデオロ、アルアインの餌食。行き過ぎると直線早々に脱落する位置取りの選択は鞍上の感性にかかっている。前走同様に両極端の結果を覚悟の狙い。いずれにしてもため逃げだけは避けるべき。
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